5.17に、B2 HUSENという世にも珍しい非常駐付箋ソフトを入れた。んでもってバージョンアップされてないかチェックしに行ったところ、
B2 MultiClipという新ソフトがデビウしていた。しかもVer1.0というできたてほやほやソフトだ。
普通に考えればVer1.0のオンラインソフトなんてバグ盛り沢山が常だけど、機能は的を得ていて将来を感じさせる。このソフトがどう育っていくのか、ちょっと見てみたい。「Ver1.0」には、そういう楽しみがあると思わないか?
このマルチクリップは、名の通りクリップボードの履歴ツールで、同様のソフトは五万とある。その中であえて作り、そしてVectorの新着ソフトレビューに掲載という実績まで作ったのはすごいと思う。
俺は今までそういう専用ツールは入れてなくて、常駐秀丸についてる履歴機能を使っていた。おまけ的な機能なので少々物足りないが、俺の場合は
「大事なものをうっかり消さないように」というのが目的なので、履歴だけとってくれればいいのだ。ソースや文章を書いてる時、俺のクリップボードは大変忙しいのである。(マウスを一切使わないもの)
実は過去、
T.Clipというシェアウェアを試用したことがある。結構有名なので期待してたものの、求める機能があまりに違いすぎてやめてしまった。文字の代行入力が欲しいなら、猫まねきの方が遥かに簡単で便利で汎用性に富んでいるのヨ。おまけにやたら高いし!(¥2000)
さて、話を戻そう。
マルチクリップは、それほど多機能ではない。基本的にはクリップボードに入ってきた文字を、次々と取りこむだけのソフトである。そしてマウスやキーボードでウィンドウを呼び出し、履歴を選んでカーソル位置に挿入する。履歴は再起動時に消えるが、ロックをかけておけばずっと保存しておくこともできる。
目玉機能としては、通常時は画面外へ引っこんでくれることだ。マウスをそこへくっつければ出てくるし、外れればまた引っこむ。(常時表示も可能だけど)
この機能は好きずきだろうけど、俺はキーボードからしか呼び出さないので、「常に非表示」が欲しいかな。マウスの場合はタスクアイコンのクリックでも呼び出せるんだし。
ちなみに、ウィンドウを呼び出すホットキーは自由に設定可能。
ただ、やはりVer1.0である。スタートアップに登録すると、
起動時にいきなり止まってたりする。(たぶん猫まねきとの相性が原因)
細かい使い勝手もまだまだ熟成の余地があり、人におすすめできるレベルには達してないように思う。もっと便利な同類ツールがあることだろう。
もっとも、履歴さえとってくれりゃいい俺には、これで充分。これからのバージョンアップを楽しみに、バグと相性に悩まされながら使っていこうと思う。えへ。