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パソコン関係の雑記。ソフトからハードまでまんべんなく。
2001年が最盛期で、「テキストだけで90KB」もザラ。
一時期おとなしくなったけど、管理のCGI化によって息を吹き返し中。
2004.6.12.Sat
固定(的な)IPもゲットできたことだし、自宅サーバーってやつをやってみることにした。…といっても、ドメインを取得してないので生IPでのアクセスであり、自宅サーバー用のセキュリティ対策も施してないので公開はしないんだけど。
まずはルータのNAT設定でポートを空け、21番ポート(FTP)と80番ポート(HTTP)に届いたリクエストがサーバーマシンへ流れるようにする。(ルータにポートスキャンをブロックする機能がついてるので、実際にはプライベートポートを使用)
サーバーマシンには、メインPCである雪子に任命…するほど無謀ではないので、紗菜を起用。Pentium2 / 266MHz という非力なマシンだけど、ADSLの上り帯域の遅さがボトルネックになるので、はっきり言って充分。まぁサイトをここで運営するわけではなし。
HTTPデーモンには定番の Apache for Win32、FTPデーモンには簡単設定が売りの Black Jumbo Dog を採用。
これで基本設定は完了。IPが 123.45.678.9 として、HTTP用のポートを65535番にしたなら http://123.45.678.9:65535/ でアクセスできるし、FTP用のポートが65534番なら ftp://user@123.45.678.9:65534/ でアクセスできる。
ここまでは簡単。ここまでは…。
とりあえず、友人に大容量ファイルを渡すとか、そういった時にだけ起動するピンポイントサーバーとして使おうかな、と思うのであった。OSとサーバーしか入ってない紗菜がアタックでダウンしようがファイル盗まれようが痛くないものの、なんかの間違いで雪子に入られると超痛い。
2004.6.23.Wed
発端はある出来事。
俺の弟は今年の春くらいまで、RedBitというレンタルサーバーで自分のサイトを運営していた。
ところが、ある日突然、サーバーがなんの予告もなしに消滅したのである。当然、彼のサイトはNot Foundも出ず、「サーバーが見つかりません」となり、完全にアクセス不能となった。
考えてなかったわけではないけど、siteCTSもレンタルサーバーにて運営されている以上、他人事じゃない。
俺はNot Foundが大嫌い。Not FoundがWebの価値をどれだけ貶めているか、考えたことがあるからだ。だから自分のサイトでは絶対にNot Foundを出さないよう、日夜頑張ってたりする。
今のサイトのパスは /transient だが、リニューアルしてValid Editionになった時、パスは /valid になる。これによって、Transient EditionのURIを確保できる。あとはSSIでも使って案内を出せばいい。
そんな手法も、「恒久的なURI」に対する俺なりの回答のひとつだ。
2年前まで使っていたZEROのWebスペースには、今でもすべてのURIに移転案内を掲示してある。そのために年1000円も払って、ZEROのアカウントをなくさないようにしている。
年2000円も払って http://www2.to/cts/ という転送URLを取得しているのも、その心意気のひとつだったりする。
転送URLは設定を変えればどこにでも飛ばせるので一見上出来に思えるが、大きな落とし穴がある。たとえば貴方がここの記事にリンクを張りたいと考えた時、どこを見るか。普通、アドレスバーだ。そこには http://www2.to/cts/ なんて文字はどこにもない。
つまり、「URLは http://www2.to/cts/ にしてね」とお願いしないといかんのであり、そんなことを律儀に守ってくれる人はそうそう居るものではない。(残念ながら俺もその一人だ。その代わり定期的にNot Found化してないかチェックしてる)
俺が今までやってきたことは、どれもこれも100%ではないのだ。おわかりか。ディレクトリやファイル名のパスは自分の力で100%にできるけど、現状ではドメイン名が自分の力の及ばぬ領域にあることを。サーバーが潰れてしまっては、移転告知も出せず、Not Foundさえ出ないのである。
すなわち、真に恒久的なURLを確保したいと思うのならば、自分ドメインの取得は避けて通れない道なのだ、と。
自分ドメインを取得するというのは、URLを100%自分で管理できるということだ。ドメインを取得した業者が潰れたって、別のレジストラに移管すればいい。レンタルサーバーが潰れたところで、別のサーバーを探してDNSを変更するだけだ。あるいは自宅サーバーという最終手段もある。(ADSLであるうちはやりたくない)
そして、俺は「時期がきた」のだと判断した次第である。
明日に続く。
2004.6.24.Thu
っというわけで、俺もついに自分ドメインを取得。自分ドメインは一生ものであるからして、名前は散々考えた。キモはひとつ、なにかと関連づけた名前にしないことだ。たとえば sitects.net なんてのにしたら、siteCTS専用のドメインになってしまう。せっかくサブドメインというシステムがあるのだから、そういうのはそっちで設定するべきだ。
creasus という名前は造語である。ラテン語で「桜」を意味する cerasus(ケラスス)をもじったものだ。いや、まぁ桜が好きなので。読み方はたぶん「クレアサス」か「クリエサス」のどっちかだと思われる。
また、自分ドメイン取得に伴なって、レンタルサーバーも乗り換え。
本当はDNSの設定でなんとかしたかったんだけど、今まで使っていたサーバーはその辺に融通がきかず、思い切って乗り換えることにした。自宅サーバーもやってみたいので、サブドメインごとにサーバーを割り振れないと困るのよ。
新しいサーバーは初心者に厳しい代わり、設定の自由度が比較にならんほど高い。スピードもかなり速いし、容量だって200MBなんてちっぽけ言わず、どどーんと500MBだ。なにより、女の子のためのサーバーでない。(ひそかに気にしてた)
※現在はさらに倍増して1GBまで増量されています。
ただ、規約が激しく厳しい。エロ厳禁なのは別にいいとして、CGI負荷がポイントとして計算されて、1000ポイントを超える状態が続くと凍結させられたりする。具体的な数字で見せられると不安になるが、当サイトで一番負荷の高い「Scrawl Notesの全HTMLをすべて更新」を実際に走らせてみたところ、1ポイントもつかなかった。当サイト程度のお子様CGIでは計算してくれないようだ。
現在の http://cts.velvet.jp/ は2004年12月1日で契約が切れる。URI確保だけのために年額3150円を払うのは結構痛いので、次は更新しないだろう。つまり、「サーバーが見つかりません」になる。無闇にURLを広めてないおかげでアクセス数がとても少ない当サイトだから、こういう時はリスクが少ない。半年もあれば検索エンジンもリフレッシュされるだろうし。
そして微妙になってしまったのが、転送URLの http://www2.to/cts/。
自分ドメインは(登録が有効である限り)恒久的なものである以上、必要なくなってしまった。こないだ契約を更新したばかりなので2005年5月までは使えるけど、その後は微妙。
まぁこちらは色々使ってるし、年額2000円という金額自体はそんなに高くないので、たぶん更新すると思う。
ともあれ、これからは厳しくなるなぁ。自分の決めるひとつひとつのパスすべてが「一生もの」であるから。ファイル名ひとつ決めるのも慎重にやっていこう。
2004.6.26.Sat
USBの外付けHDケースに入れてるSeagateの160GB。「大地震が起きてもこれさえ持って逃げればOK」というくらい全部のデータが入ってるバックアップ専用HDであるわけだが、前触れもなく書込エラーを吐いてクラッシュした。
音からして回転はしてるが、BIOSに認識されることはない。他のHDを入れたら認識したので、ケースが壊れたわけでもない。前回と違って完璧なクラッシュ。バックアップ用だけに別に痛くも痒くもないが、出費が激痛である。
しかしまぁ、よりによってこんなドメイン作業で忙しい最中にクラッシュせんでもええのに。
2004.6.27.Sun
siteCTSのローカルデータは今まで雪子に入れていたけど、自分ドメインの関係で都合の悪いとこが出てきたので、紗菜へ移動することにした。スペックの低い紗菜を使うのは心配だったが、siteCTS程度なら 266MHz で充分のようである。(さすがにCGIはちょっと遅い)
それに伴なって、紗菜を本格的にサーバーとして運用できるようにセットアップ。「ネットワークドライブ」が初めて役に立ったな。これで雪子からでも小春からでも三夫からでも、紗菜のファイルをローカルと同じ扱いにできて便利だ。
「ソースの表示」スクリプトとかも、それに合わせて修正。(IEの右クリックメニューから選ぶと、URLが http://sana/ でもキャッシュを使わず、直接ローカルファイルの方を開いてくれる便利スクリプト。ていうかこれがないと面倒くてやってらんない)
ランチャーとかにもショートカットをたくさん登録してるので、えらい苦労したわ。
むぅ。もらった時は用途がなくて妹にあげようと思ってた紗菜が、サーバーに起用された途端、あっという間に家中のPCから呼ばれる主役格に。まぁsiteCTSの「本体」を擁するってのはそういうことなわけだけど。