歴史はここから始まる日付アンカー
日付 題名 記事の要約
2001.2.13 こんなペェジを作ってはみたものの。 初めてのパチョ奮闘記
2001.2.14 ビルダと秀丸と俺と 秀丸インストール記
2001.2.15 秀丸のその後 書きやすい環境にこだわってみる
2001.2.17 キーボード環境改善計画 〜猫は招くよ〜 運命的キーバインダとの出逢い
2001.2.18 メモリ悪戦苦闘記 足りないものは足りない
2001.2.20 バックアップは招くよ皮肉な悲劇を CD-RW破壊兵器
2001.2.22 少ないメモリで苦労するほど、 Win9xの呪い
2001.2.23 40x/16x/10xがうらやましいお年頃 32x/8x/4xの哀愁
2001.2.24 入れてやったぜコンチクショウ メモリ倍増記
2001.2.26 CL=3の方が上だとぼんやり思ってた奴 知っても全然意味ない
2001.2.27 MemoryView、再び メモリツール色々

 サンプルは色々作ってみたんだけど、とりあえずこんな感じかなぁ。別に凝ったデザインでもなんでもないけど。ねぇ。経験に事欠く現状ではこの程度が限界かー。自己紹介(仮題)とかmyお気にソフトはもう少しマシにできた気もするんだけど、あれも結局は色合いのバランスというか相性というか俺的好みみたいなのを煮詰めていっただけだし。げふっ
 ページごとに違った雰囲気作ってみたいなぁ…なんてぼんやり思ってるんだけどさぁ、困ったことに紛らわしいんだよなぁ。わりと。なにより、俺自身が(見る側の立場として)統一してほしいし。
 でも作り手としてはいろんなデザインを作りたいのが本能であり、そうすると、残る道はデザインと雰囲気の調和化というかなんかそんな感じ?
 下手にすごいこというと火傷させられそうで怖いワンワン。

追記:
※この当時はサイトのリニューアル前なので、現在とは画面が異なります。
→当時のパチョ奮闘記の模様が保管されています。

 ホムペビルダー2001を投入してわずか1週間ほどの出来事。とっても便利なタグ代筆ソフトは、使い勝手の悪いイライラするタグ代筆ソフトになってしまった。まったくもって困ったものである。なんて使いにくい! ちぃっ えーい腹立たしい!とか本気でイライラしてんの。冗談抜きで。あんなに便利だ便利だと騒いでた俺の立場は。

 そんな感じでメモ帳を使うようになって数日。タグとかスタイルシートはまぁほとんど憶えたし、傍らに辞書があるから時には参照しつつ、ちまちまとソースを手書きしてた。とても気軽で良い感じだったのだけど、なんといってもメモ帳は俺の大好きな Ctrl+S がない。恋して止まない僕の Ctrl+S。なんで?どうして? Alt+F+S じゃ嫌なのよ。

 で、出ました定番エディタ。秀丸くん。EmEditor とかも気になるところではあったものの、なんか直感でこっち。EmEditor の方はMe対応と書いてなかったのも一因。(素人らしくてかわいい)
 実はパチョを買いたての頃、秀丸は雑誌の付録からインストしたことがある。先生が「便利だから入れとけ」とおっしゃるので、言われるままにインストしたはいいけれど。しかし、なにせ当時はダブルクリックもままならない赤子であり、ホムペさえ作ってなかったため、ユーザー登録を待たずしてOS再インストとともに消え去ったのであった。

 あれから1ヵ月。俺は少し成長し、あいかわらずダブルクリックは苦手だけど、今なら秀丸くんと仲良くやれそうな気がした。
 そしたらあんた、ものの10分かそこらでイッちゃいました。なんてお上手。なんで今まで放っといたのよ俺の馬鹿野郎!とか悔いましたよ。ほんとに。ていうかカスタマイズ。そうカスタマイズ。Ctrl+S より百倍好きなカスタマイズ。広末の裸体よりも千倍は大好きなカスタマイズ。これに尽きた。
 ん、まぁ Ctrl+S がありゃなんでもいいんだけどね。だって Alt+F+S だとちび子さんがはーいこれだねっとかかわいらしい声で返事するんだもの。

 とにかく、一時期は病的にビルダーを使いたくなかったんだ。かといってメモ帳はインプローラでプレビューするのも面倒くさい。そんな俺には、ソース書きだけに特化したようなコイツはやけに眩しく見えたんだ。それだけなんだ。
 もちろんビルダーも便利なとこはあるよ。俺の苦手なテーブル作りは今でもありがたい。あと画像の標準サイズを取得する時もありがたい。
 反面、画面切替のショートカットが押しにくいとかスタイルシートへの対応が甘いとか外部CSSファイルを使うと保存が究極に面倒くさいとかソースが汚いとかエラーを勝手に直しちゃうとか、致命的な部分だけがどうしても気にいらんのだ。
 ちび子さんが警告だよとかピンクな声で言って「エラーが検出されたのでエラーを修正しました」とかダイアログが出て誰が直していいっつったぁ!とか一文中に主語を2つ使うなぁ!とか怒鳴って。
 う、う〜ん。自動整形機能をOFFにできるのは良いんだけどね。いや、あれも許せんのですよ。ドリィムウィーバーと別離れた理由の半分がこれにあるくらい。ソースの汚さもビルダーの比じゃないしさ…。
 よって、これからは土台だけちょこちょこっとビルダーで作り、後は手書きでやってくような感じで試してみよう、という次第。正直言って、手書きの方が精神的にすごい楽だ。怒鳴りながらやるのはもう疲れた。(苦笑い)

 それにしてもアレだよね、HTMLに初めて触れて1ヵ月って奴が言うことじゃないよね。素人は素人らしく身分をわきまえなきゃ…とは思うのだけど、イライラしながらビルダー使ってページ作るってのも滑稽だしね…。
 結局、全部のことを自分でやりたい性分は死んでも直りそうにないんだよなコレが。素材でさえ使いたがらないものね。今は少し使ってるけどね。素材といえば、このページの背景は自作した初めての素材。もう2分で作れるような代物だけど、これでも1時間くらいホトソと格闘して作り上げた一品なのでござる。

追記:
この背景素材は今はないので、Sample Version のパチョ奮闘記 でも見てください。

秀丸のその後

2001.2.15.Thu

 とりあえず秀丸インプローラを使ったソース書きの環境を整えてみた。左1/3に外部CSSファイル、右2/3にHTMLファイル、後ろにはインプローラ。そして、インプローラの更新ボタンが見えるように高さを調節、上にカーソルを置いておく。さらに秀丸のカスタマイズで Ctrl+S を全保存に設定。
 こうしておくと、CSSとHTMLを Ctrl+Tab で行き来しながら同時に編集!という具合。プレビューしたい時は Ctrl+S を押して左クリックするだけでいい。更新ボタンが押されると同時にインプローラにフォーカスが移って、前面に出てくる。しかも秀丸へは Alt+Tab ですぐに戻れる。
 ん、いい感じ。


 誰でも思うんだろうけど、パチョコに慣れてくるとキーボードに不満が出てくる。「このキーでこうできたらいいのになぁ」とか。キーボード中心ユーザーにはわりと大きな問題であり、ワープロ時代の影響がまだまだ大きく残っている俺には、かなり深刻な問題だ。

 アプリ標準の、基準のわからぬショートカット。ビルダーはほんとにイライラするCtrl+B<B></B> のセットを出すくらいなら他にやることがあるだろう? ユードラにしても Shift+F5 とか Ctrl+F6 とか、どういう判断で決めてるのだろうか。無理な手の動きで Alt+Space+X とか Alt+F4 を押すくらいなら、素直にマウスを使ったほうが早いのだ。
 そして、そんなパチョコ側の事情による非合理に隷属してやるほど俺は甘くない。なぜならパソコンというものは、こんな不満を解消できるお宝だからだ。ワープロとは違うのだよ。ワープロとは。

 そこで昨日、あちこちうろつきまわって要求を叶えてくれそうなソフトをいくつか入手した。ほとんどはわずかな試用で落ちたものの、ふたつばかりがふるいの中に残っていた。
 ひとつは MaxMinKeyboard といい、Ctrl Alt Win などのシフトキーを使ってウィンドウの最大化・最小化・元に戻す・アクティブウィンドウを常時最前面に設定・それを解除・アクティブウィンドウを最背面にまわす…などができる。しかし機能のわりにはリソースの消費が激しく(約9%)、もちろん常駐するので少々使い勝手が悪い。Shift 以外の変更もきかないし。フリーソフトなので、これはメモリの環境が改善されてから使うようにしよう。

 もうひとつは猫まねきと名乗った。こちらはキーボードのカスタマイザで、多くのサイトで紹介を見かけたことから、きっと有名なんだろう。
 こいつはすごい。アドレナリンが出る。キーコードの発生から変えちゃうので、とにかく強力。一部の特殊キーを除いては、なにをどんなようにも変えられる。つまり、メモ帳に(俺の大好きな)Ctrl+S をつけることなど造作もないのだ。しかもキー設定をいくつかのグループに分けてアプリごとに使用不使用を設定できるため、「ビルダー専用のキー設定」とか自由自在。

 とりあえず Win+Enter 周辺のキーで最大化とかウィンドウサイズ変更とか、Ctrl+Esc で閉じるとか、さらに Ctrl+半角/1/2 で貼り付けコピー切り取り、ビルダーに関しては Win+Q/W/E で作成画面を変えられたりと、かなり自分専用テイスト。キー操作入力代行という機能を使えば、Alt+F+B+T+B+Enter と入れてCtrl+Shift+S を押すと、全保存後にブラウザへ送ってプレビュー」なんてこともできる。
 このキー操作入力代行は、まんまその通りで、指定したキー操作を代わりに押してくれるだけだ。すなわち、Alt を使ってメニューバーから追う場合は、実際にプルダウンして選択行が動いていったりして、かなりオートメーションな気分。美しくはないが、それだけにどんなアプリにも柔軟に対応できるのである。

 入力代行にはキー操作の他に文字列も可能で、メールアドレスでも入れておくと簡単な操作で一発入力。スタートメニューのように階層構造にできるので、大量に登録しても気にならない。「簡単な操作」というのは、これも自分の思い通りに変えられるからだ。あるいは、マクロを用いると "00/02/17(月) 0:20 ぴろあき" という感じで任意のタイムスタンプも作れる。

 また、おまけ的機能としてマウスキーというのもある。お好きなキーでマウスのカーソルを動かせるというものだ。似たような機能は Windows 標準でついているが、こっちの方が遥かに上である。
 カーソルの移動速度や自動加速も細かく設定できるし、なにより自分の使いやすいキーに割り当てられる。テンキー の数字で移動、0 で左、. で右クリック、-+ で上下スクロールとか設定すれば、ちょっとした操作ならそれこそマウスはいらぬ。画像ソフトとかでドット単位の位置合わせをする時も楽々だ。あまつさえ、加速/減速ボタンというマウスにはない機能まであるのだから恐れ入る。
 一昨日に書いたソース書き環境では、唯一更新ボタンを押す時にマウスを使う必要があったが、これならば 0 を押すだけでいい。左クリックする時に動いちゃって、カーソルが更新ボタンから外れてしまうこともない。
 ちなみに、この機能はお好きなキーでON/OFFできるので、数字のテンキー入力を殺すことはない。完璧だ!

 他、細かいとこまで丁寧に作りこまれていて、大変好感がもてる。質の良い同人誌に巡りあった時と似た気分。ヘルプも実に詳細に書かれていて、かえって読みにくいという始末。
 設定の仕方がえらいややこしくて憶えるのは苦労するが、それだけに使いこなしがいもあるってものだろう。特にIMEのキー設定もカスタマイズしてる場合、これとのバッティングにも注意しなければならない。
 ついでにリソースの消費も激しく、メモリが128MBのせいか10〜15%くらいは軽くもっていかれる。

 この猫まねき、シェアウェアではあるが、これだけの機能で800円というのはタダに等しいのではないだろうか。試用期間は2ヵ月あるものの、期限切れを待たずしてユーザー登録することであろう。


メモリ悪戦苦闘記

2001.2.18.Sun

 なんか立て続けに書いてるなぁ。別に日記ではないのだけど。そのうち1ヵ月とか平気で空くだろうし。
 とにかく、もうなにがなんでもメモリなのである。128MBがそんな少ないわけないのに、なんか全然足りないっぽい。だったら64MBとかはどうなるの。まぁ、俺の望む環境では足りないってことなのだろう。きっと。
 動作が遅いだけなら我慢もするけど、リソースがあっという間になくなる。起動直後で50%ってんだから、リソースメーターを常備してないと危なっかしくてやってらんない。それどころかイラストレーターが起動できないのだ。明らかに常駐が多すぎるんだろうなぁ…ていうか猫まねき

 先日の話だけど、とりあえずメモリの実情を確認するべくシステムモニタで観察してみたのだ。そしたらびっくり、起動直後からすでにメモリはいっぱい。残りは全部スワップ。全然足りません。おわっ。
 で、FFFTP を作った曽田さんのところで MemView というのをお借りし、物理メモリと仮想メモリ、システムリソースの動きをここ数日くらい観察していた。リソースメーターとシステムモニタを同時に広げるなど、無駄な占有面積は要らぬ。
 それでわかったことは、物理メモリは常に満杯。空いてても単位がKBでは泣くしかない。アプリを閉じて領域が開放されると申し訳程度に増えるが、すぐになくなる。なんだかもう無茶苦茶だ。そんなものなのだろうか。

 せめてもの対抗策として、メモリ最適化ツールを試してみることにする。色々物色しながら紹介記事とか読んでると、こんな一文が目に飛びこんだ。

ちなみに,Windows 起動直後でも,メモリ使用率が100%の場合は,すでにメモリ不足。メモリを増設するか,常駐ソフトを終了させるしか道はない。

 なんだか試す前からいきなりやる気なくなった。
 そんな試練にもめげず歩きまわり、良さそうだった Memory RecoveryCareTaker9x をゲット。早速 ReadMe とヘルプに一通り目を通す。

Q:Windows 起動直後でも、メモリ使用率が100%なんですが・・・。

A:メモリが足りません。メモリを増設するか常駐しているソフトを終了させた方がいいでしょう。

 そんなQ&A。

 まぁ無駄なことはわかった。でも、せっかくダウンロードしたんだから使ってみようよ。ね。
 MemoryRecovery は非常駐型で、使いたい時に使える。
 逆に CareTaker9x は常駐型で、ページングファイルの容量や各リソース、CPU使用率までモニタリングできる。しかも非常に軽くできていて、システムへの負荷を最低限に抑える工夫が随所に施されている。らしい。うむ、これは便利だ。こっちにしよう。どの道リソースメーターは常備するのだから、それなら実用機能を備えたコイツの方がいいじゃないか。
 ていうかシステムリソースがあればGDIとUSERはいらないので、その分占有面積を小さくしてほしいなどと贅沢を思いつつ、俺は MemView に別離れを告げたのであった。短い間だったけどありがとう。

 そしてつまずくのが、一体どれだけの容量を確保すりゃいいんだろう? あまり大きい数値は逆効果っていうし、今の現状では本来の使い方ができないので、具体的な数字がわからん。とりあえず「5MB以下になったら20MB確保」という控えめ?な設定にしてみた。メモリ不足が原因と思われる気絶&不安定な状態ってのが何度も何度も何度もあるので、とりあえずこれを防ぐにはどれくらいあればいいか、というのをこれから体験的に学習していこうと思う。

 …そんな苦労するくらいならさ、さっさと増設しなよ…


 なんか立て続けに書いてるなぁ。まぁいいや。書けるうちに書いとけ。
 先日、曽田さんのとこから MemView と一緒に Backup というそのまんまな名のソフトもお借りした。ちょうど差分バックアップツールも探していたので、実にタイムリーであった。

 システム関連のCドライブと、データ用のDドライブ。システムは必要なものだけ、Dドライブは丸々全部。俺は、これを5日に1回くらいの割合で、EドライブとCD-RWへフルバックアップしている。大きな更新があった時はその都度だ。
 方法は、バックアップ先を全部消してから、フォルダごと丸々コピーするだけ。もっとも原始的で、もっとも確実で、もっとも手間のかかる方法。
 しかし、これはいささか無駄が多すぎる。HDは速いから気にならないが、問題は書き換え4倍速ぽっちのCD-RWだ。データの少ない今ならまだしも、いつまでもこんな、棒で火を起こすような真似はしてらんない。

 そこで出てくるのが差分バックアップツール。バックアップ先のファイルの日付をチェックして新しいのだけコピーしたり、元にないファイルを削除したりするアレだ。
 実際にC&Dドライブ→Eドライブへのバックアップで使ってみると、2回め以降は超高速で終わる。500MBのバックアップがあっという間に終わる様は実に痛快だ。
 なにより、コピーするフォルダやファイルを一度指定しておけば、次からはボタンひとつでOKなのである。色々なオプションもあるから、細かく指定できる。「このフォルダのこのファイルだけ」「拡張子が .txt のものだけ」「これとこれ以外」ってな具合。これは便利だ。文明の利器だ。素晴らしい!
 曽田さんの Backup は機能として多い方ではないが、これだけありゃ必要にして充分だ。なにより、使い方が簡単なのは非常に大きなポイントなのである。

 ところが、問題もあった。CD-RWへのバックアップがうまくできない。転送速度がいけないのだろうかと調節して色々試してはみたものの、やはりうまくいかなかった。
 それどころか、5回めのトライでメディアが書込ミスにより昇天
 その瞬間、DirectCD は両手を上げて「書き込み中に致命的なエラーが発生しました。これは、データが永久に失われたことを意味します」「修復不可能な数の不良セクタがあり、このメディアはもう使えません」とため息をついた。そしてその後、雪子ちゃんは気絶。
 まぁバックアップ用のディスクだけにダメージは250円のみですんだものの、バックアップツールがバックアップ先を壊すのもナカナカ洒落た皮肉ではないか。うむ、気に入った!
 …しょんぼり。

 原因は今のところ不明だが、同時に試用している「超」BackupというソフトもCD-RWへはうまくコピーできないことから、ソフト側の不具合というわけではなさそうである。「超」の方はヘルプにもそう書いてあるくらいだから、よほど難しいのかもしれない。困ったものである。
 今度再び探してみて、それでもうまくいかないようならメーカーのちゃんとしたソフトを買うか……。

追記:2004.3.28
そんなの買うくらいならHDもうひとつ買った方がよっぽど賢いです。

 今日は常駐を2つ削った。とりあえずメモリを増設するまでは、最低限必要な SideExpEZLauncher 猫まねき、そしてこないだ入れた CareTaker9x だけで我慢しよう。少しはマシになったけど、全然足りない現状は相変わらず。この4つだけでリソースを20%以上食われてるんだもの。とほほだよネ。その他の試用中の常駐ソフトは、余裕がある時に小出しで使っていこう。
 んー、128MBは少なくないはずなんだけどなぁ。256MBが12000円で売ってる今は千載一遇のチャンスなんだけどなぁ。

 先生は言う。
 256MBくらいまでなら効果あるけど、それ以上は思うほど上がんねえよ? 息せき切って512MBまで増やしても意味ねえって。

 たしかにその通りのような気がする。使う分以上のメモリを積んだところで、空き領域が増えるだけだ。
 しかし、先生のそんなご指摘も無視して、僕は目標スペックのひとつである「最大メモリ」へ向かって猫まっしぐらなのであった。i815Eがギガレベルのメモリをサポートしていたら、きっと256MBが3本並ぶのだろう。俺ってそういう奴。

 ふと思ったのは、メモリを増設したところで、具体的になにがどれだけ変わるのだろう? 考えてみれば、実際に体感したことがない! せいぜい先生のマシン(386MB)を見ていてアプリの動きが軽いなぁ、って漠然と感じたくらいだ。
 「メモリを増設して快適快適♪」とかいう話は日常的なまでによく聞くから、いつの間にか「メモリさえ搭載すれば今の現状は劇的に改善される」と信じこんでる自分がいた。先生に「あぁそういえばお前のって128MBか、それじゃリソースがいくらあっても足りねえよ」とか小馬鹿にされて、ソウナノカァーと思いこんでる自分もいた。

 さてさて、実際にはどれくらい体感できるんでしょね。今から楽しみー♪


 こないだ、彼女様が CD-RW を購入したので、つけてやる駄賃代わりにいらなくなった40倍速の CD-ROM ドライブをもらった。俺の CD-RW は読み取り32倍速なので、一応スペックアップである。
 んだけど、雪子ちゃんのミドルケースは5インチベイが2つしかなく、いずれは外さなきゃいけないのであった。だってDVD系ドライブは欲しいし。
 とりあえず遊んでるベイがないのは気分よろしい。あとはセカンドHDか。でもシャドウベイは3基までスペースがあったりして、これの1基と3.5インチの空きベイいらないから5インチもうひとつ増やしてぇんvとか思ってしまう。別にSCSI入れるつもりもないしさ。
 で、ドライブのヘッドホン端子から音を取りたかったので、こいつをそのように設定する。マスターの CD-RW から取る方法がわからないという消極的な策。
 なんにせよ、これでヘッドホンでパチョコミュージックを聴けるようになった。うひひ。メモリ不足でメデアプレイヤー使えないけどね。

 ところがその後、彼女様のライティングソフトはシングルドライブだとやたら面倒いことが発覚。俺の EasyCD Creator は全然そんなことないのに。ちなみに B's Recorder GOLD なのだけど、果たして本当に面倒いのかは不明である。なんか操作ミスとかやってそう?(笑)
 どうあれ、このままではちょいとかわいそうなので CD-ROM ドライブを返すことにする。レバーを開いてサイドカバーを外し、フックを外してフロントベゼルをかぱっと取り外す。あとはケーブルを外して固定レバーを解除し、ドライブを抜き取るだけ。さすがゲトウェーご自慢のミッドタワーミレニアム、実に3分で終了の全行程が憎かった。
 さよなら僕の CD-ROM ドライブ。短い間だったけど楽しかったよ。さよなら。1回も使わなかった僕の CD-ROM ドライブ。


 メモリ。128MB。7900円。5400円のバルクですまそうと思ってたのに、ちょうど売り切れ。待てばいいのに、一回走り出したら止まれない性分。そもそもパチョを買ったのもそんないきさつだった。
 で、リテール版を購入。永久保障付だ。まいったか。本当はもう少し我慢して、メモリを増やした時の快適さというのを痛感するつもりだったのに。

 正直、リソースに苦労してるだけで、実のところはスワップによるスピードダウンなんて気にしてなかった。ワープロに比べればスワップでさえもが高速なのである。ワープロの遅さはそれほど革命的なのだ。スピード面においては、たぶんMMXペンチウムでも我慢できるだろう。もちろん今のところは。
 早速取りつけてみる。その前に、今ついてるゲトウェーの128MBを外してみる。比べてみる。大きさがずいぶん違う。一抹の不安は素人の証として、とりあえず取りつけてみる。楽に終わるかと思ってたら、やたらに固くて苦労する。「もしかしたら僕、折っちゃうかも〜」とか弱音を吐いてみる。しかも2本つけないといけない。外すんじゃなかった。

 しばらくやる予定のなかった「メモリ増設」に暴走させたきっかけは、やはり雪子ちゃんの気絶だった。作業の合間に開いていたエクスプローラが突如として不安定になったあげく、エラーを起こして強制終了。さらに、必死の救命活動もむなしく、雪子ちゃんは作業中のデータを巻き添えにして気絶した。
 その時のメモリ残量は000.02MBだった。
 脳裏によぎったのは、「メモリが不足すると不安定になりやすい」という雑誌の記事だった。
 この気絶がメモリ不足によるものかは知らないが、もし充分な量があったら防げたかもしれない。そう思ったら、なんだかものすごく悔しくなってしまったのだ。いくら Ctrl+S 魔人の俺と言えども、文章を組み立てている時は、他のことを考えるだけの脳リソースを確保できないのである。
 そして、そんなリスクを背負ってまで増設を我慢する気も、また、ないのである。

 さて、わくわくどきどきの電源ON。なんの問題もなく雪子ちゃんは新しいメモリを認識してくれた。254.89MB。なんだかちょっと損した気分はさておき、早速色々試してみる。目玉はなんといってもイラストレーターだ。増えた常駐のせいで起動すらできなくなったコイツは、どう変わっただろうか。
 そしたらアラびっくり。立ち上がるどころか、やたら早い。スワップが起きないせいなのか、しかも、ホトソまで同時に立ち上がる!これはびっくりだ!

 しかし、肝心のリソース面では期待ほどの改善は見られなかった。たしかに良くはなったものの、調子に乗るとすぐなくなりそうな気配。そんなもんなのかなーと本を読んでみたら、Win9x系ではメモリを増やしてもそれほど良くならないと書いてあった。うむむー。じゃあNT系なら違うのカヨー。※追記:天地ほども違います。
 なんでも、Win2Kでは256MBあると、メディアプレイヤーとクイックタイムでムービー流しつつCD回してウィルススキャンしながらインプローラでチャットしてても、ホトソとイラストレーターが同時に立ち上がるらしい。さすがに少々無理があるらしいものの、なんて世界だろう。
 試しに似たようなメニューで実験してみたが、ウィルススキャンとホトソとイラストレーターだけでリソース残量3%。えぇいこの根性なしめ。それでも構わずユードラを起動したら、丸々スワップされてしまった。動作もすごく怪しい感じで、もう気絶寸前。気づいたら、実験前は117MBあった空きメモリがゼロになってた。きゃー。
 まぁ気絶しなかっただけでも褒めてやろうではないか。ホトソ+ユードラ+インプローラ+メデアプレイヤー+常駐5つ(標準常駐は含まず)なら耐えられたし。
 ていうかやっぱイラストレーターは食いすぎだ。

 結局、リソース面の改善は思うようにはいかなかったが、それでも余裕は生まれるようになったので、心置きなくメデアプレイヤーを使えそうである。今まではメモリが厳しすぎて、せっかくの良さげなスピーカーもただの音鳴り機だったからねぇ。
 あとは、どれくらい気絶が少なくなるか。残る関心はそれのみである。


 メモリの箱を眺めながら思った。バルクだったらこんなちゃんとした箱ないんだよネー、というようなことは思ってない。ただ、CL=3 と SPD ってなんぞや?と。
 他の DIMM とか SDRAM とか 133MHz とかは勉強済みだったが、この2つは知らなかった。まだまだ知らないことだらけだ。
 というわけで調べた結果、CLとはCASレイテンシのことであり、SPDとは Serial Presence Detect の略だと判明。もちろんそれだけじゃなんの役にも立たないので、具体的にどういうことなのかまでびっちり脳に叩きこんだぜ。(すぐ忘れるだろうけど)
 しかしまぁ、本屋に行って片っ端からパソコンの本を開いていくあたり、貧乏性というかインタネの使い方をわかってないというか。


MemoryView、再び

2001.2.27.Tue

 18日から使っている CareTaker9x だが、予測していた事態が起きた。画面の占有面積が、メモリ最適化ツールに与えるにはチトでかすぎるのだ。本当は必要充分に小さいのだけど、常に最大化でパチョってる俺からすると、1ドットでも邪魔なのである。
 そこで、役目を終えたはずの MemView に復活していただいた。こいつはただのシステムモニタなのでメモリをどうこうってのはできないんだけど、ウィンドウサイズを自在に調節できるというメリットがある。その強みは、CareTaker9x と比較してみると圧倒的だ。

 加えて、メモリが足りなくなった時に使うことにしたのが MemoryRecovery。そう、CareTaker9x とのバトルで敗れ去ったアイツ。雑誌の付録にもよく入ってるアイツ。高校生が作ったらしいアイツ。
 コイツ、オプション設定で「起動直後に自動実行」「最適化後に自動終了」がついてる。つまり、ランチャーからワンクリックで終わり、ということである。手間が非常に少ない。
 CareTaker9x は MemView と MemoryRecovery の両機能をもった高機能ソフトだが、「占有面積」は俺にとって致命的だった、ということなのだろう。