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日付 題名 記事の要約
2002.10.11 知らぬが恥 恥ずかしいJavaScript記
2002.10.17 クラッシュ保険加入の巻 新HD増設記
2002.10.20 出動!専属システムエンヂニア 友人のHD増設記

知らぬが恥

2002.10.11.Fri

 あるWebサイトにて。

 どうやら「時間によって違うメッセージが表示される」というものらしいが、あんたの目に左の黄色い三角は映ってないんだな。Netscape6 ではダイアログのタイトルに警告と出てるなんて、夢にも思ってないのだろう。幸せなことだ。

[ Netscape6でのアラートダイアログ表示 / 2KB ]

 さて、なにも考えずに上のボタンを押した貴方、Webサイトにおけるボタンは「なにをしてもいいよ的許諾ボタン」であることを今一度知りたまへ。この程度のことは「知らぬが恥」であるぞ。


 買った。買ったよ。やっとこ。セカンドHD。長かった…。一度クラッシュして痛い目に遭ったにも係わらず、よく粘ったものだ。モノはSeagateの80GB流体軸受け7200回転で、今までのQuantum 60GBと合わせて140GB、これでクラッシュにも安心仕様。

 当然マスターは新HDへ移行したくなるのが人情であり、しかしXPの導入が目前に控えてる今、OSの再セットアップは避けたいものである。私のパチョコンはカスタマイズがウルトラなので、復旧に3日はかかってしまうのだ。
 で、パーティションソフトを使ってシステムドライブを強引に移しかえてみた。なんとかなるもんだね。

パーティションは

マスター(Seagate80GB)
C: System 10GB
D: Data 15GB
E: Media 30GB
F: Archive 20GB
スレーブ(Quantum60GB)
G: Game 15GB
H: Backup 40GB
I: Temp 5GB

 にしてみた。あんま細かく分けても意味ないと思っての結果だけど、どんなもんだろ。システムの少なさが玄人指向だね。バックアップの多さが心配性指向だね。

 かくも、これが流体軸受けの秘密なのか、嘘みたいに静かで驚き。時々コッコッとそれっぽい音がするだけで、本当に動いてんのか心配になる。黙々と起動するOSは不気味極まりない。前のQuantum 60GBなんか、すごい勢いでガリガリガリィィーッとか言ってたんだけどなぁ。(ちなみにその前のIBM 45GBはさらにすごかった)

 なお、XP導入の際はDドライブにMeを入れて、デュアルブートにする予定。IE5.5がなくなるのは困るから。つまりデータのドライブレターがひとつずつずれるわけで、ショートカット大虐殺の予感がじんわりと。

追記:2002.12.16
12月14日にWinXPを導入、パーティションもやり直し、ショートカット大虐殺。

 友人が新しいHDをお買い求めになり、彼の専属システムエンヂニアである私は、そのセットアップに狩り出された次第です。彼のマシンは COMPAQ のプレサリオで、Pentium2の266MHz・HDは3.7GBという、古き良き時代の名残。そのくせメモリは256MB増設済みという生意気仕様。
 で、これに30GBの新HDを搭載し、OSからなにから全部移行するべし、というのが今回の任務。

・トラブル1:分解できない
メーカーマシンにありがちな分解困難仕様。マザーボードの部分まで外さないとドライブひとつも外せなくて夢心地。おまけに工具がろくに揃ってなくて、余計な徒労をするはめに。
・トラブル2:シャドウベイがない
ミニタワーにありがちな問題だが、新HDを固定するところがない。フロッピーベイを強引に奪い、フロッピードライブは外へ追放…という手段を考えたが、意外なところに拡張ベイがあって解決。しかし5インチなのでHDを素で置き、隙間に歯磨き粉の空箱を詰めて固定した。最近のHDは静かなので問題なかろう。
・トラブル3:IDEケーブルが届かない
取り回しの関係上、「プライマリに新HDと旧HD、セカンダリにCD-ROM」というのが物理的に不可能。彼はなぜかフルタワーケース(だけ)を所有しているので、ケースを交換しようと思ったが、マザーボードが決定的に合わなくて断念。
仕方ないのでプライマリに新HDとCD-ROM、セカンダリに旧HDという不本意な接続に。
・トラブル4:旧HDを認識しない
ジャンパスイッチをスレーブにしたまま上記の接続をしてしまったのが原因。マスターに直して無事解決。
・トラブル5:モデムのドライバがない
添付のシステムディスクにはモデムドライバが大量に入ってて、どれが正解かわからない。もちろん説明書にも書いてない。Windowsに探させても見つからない。
システムディスクの中身を手作業でくまなく調べたところ、別のとこにモデムフォルダが見つかり、中にあったsetup.exeにて無事インストール。
・トラブル6:インターネットに接続できない
ダイヤルはするようになったが、サーバーから接続を切断される。ADSLに慣れて久しいせいか、トラブルシューティングの方法なんか忘却の彼方である。様々な試行錯誤の末、なんとか解決。
・トラブル7:モデムがうるさい
接続中、ずっとガーガーいってる謎現象。静かにしてくれ。原因はどうやらモデムの音量を0にしていたことのようで、戻したら解決。謎だ。
・トラブル8:マイドキュメントがない
彼が渾身の力をこめて塗ったCGを入れているフォルダが、データ移動の混乱に呑まれて行方不明。まさかと思ってゴミ箱を見てみたところ、やけにサイズの大きいフォルダが…。
トラブルっていうか、ごく些細な人為ミス。

 主なのはこんなもんだけど、実際には100を軽く超えるトラブルが発生。もう「意地でも先には進ませねえ!」って勢いで、ひとつひとつ力づくでねじふせるようなセットアップでした。システムエンヂニアとはこうでなければなりません。
 なによりかわいそうなのは、新しく搭載された最新式HDです。UltraATA133の転送速度も、ATA66(もしかしたら ATA33 かも)でつながれては、実力を発揮できないです。旧HDがとにかくガリガリうるさいので、流体軸受けならではの静音性が特に強調されていたのが印象的。

 加えて、彼はパソコンについてはまったくの素人なので、設定やカスタマイズなどを使いやすいように調整するわけですが、これがまた至難なのです。自分が使うわけじゃないし、どこをどう変えたかは俺が把握しておかないといけないし、「専属」ならではの所業と言えます。

 結局、5時間を見積もっていた作業時間は、18時間あまりに及びました。まぁ俺のPCは「OSの再セットアップだけで3日がかり」なので、早い方ではあります。
 今度は彼女のPCでHD増設・データ移行任務があるのだけど、やはり同じような苦労を強いられるのでしょうか…。

追記:2005.4.9
このマシンはのちに我が家にやってきて紗菜と名付けられます。