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単なる雑記帳。口調とか(人格とか)色々化けますが、
もともとその時々によって変わる奴なのでご心配なく。
どれもこれもが混じりっ気なしの泡100%であります。
つまり中身なし。
2002.3.20.Wed
お仕事の関係で3日ばかり小学校に行った。卒業式の関係で急を要し、今日までに終わらせないといけなかった。授業中の教室にもお構いなく入るのは、異例のことだ。
まぁガキどもがウゼェのなんの。かつて、このヒヨコ集団の中に自分がいたなんて信じらんない。
そういえば、棲家である公団の公園で工事をやっていた時、そこの監督にまとわりついていた記憶がある。工事といっても花壇を整備する程度のものだったので、特に邪険にも扱われず、優しくしてもらった。
今でもはっきり憶えている。工事が終わってお別れの時に、駅の売店でソフトクリームを買ってもらったこと。あの監督さんは元気しているだろうか。
教室の傍らに私を置きながら、2年3組の女子児童が公然と着替えを敢行する。それはなんと微笑ましい光景であろう。お子様属性がなくてよかった!と、心から思った一瞬だった。
2年3組の若い担任様、貴女は男のいろんな種類について、もっと学んだ方がよろしい。呑気に「お仕事の邪魔しちゃダメですよー」などと女子児童を散らしている場合ではない。算数の上手な教え方を考える前に、散らすべき相手を根本的に間違えていることを、もっと学ばなければならない。
放課後を過ぎると、小学校はひっそりと静まりかえる。その中で、先生達は卒業式の準備をせっせとしている。
6年2組の教室での作業。居残りの少年がいた。教壇には、その父と担任がいて、会話している。その内容から、少年は、クラスに一人はいた「理解することが先天的に不得意な天然馬鹿」のようだ。
要約すると、テストで常に20点も取れなかった少年は、ずいぶん頑張って平均程度の実力を身につけたようだ。先生は、我が子を慈しむような口調で感慨深く誉めそやしていた。さぞかし苦労なされたのだろう。
以前の少年が落ちこぼれの代表であったことをことさら強調し、それと比較して現在の少年は「落ちこぼれ」から立派に抜け出したことを誉めそやしていた。
私は担任のおばさんに、父に語りかけるより少年の瞳に心を配る繊細さを求める。己の感慨より先に、少年の感情を優先させていただきたい。落ちこぼれの事実がたとえ過去であっても、それは少年の人生そのものなのだ。
俯いたままの少年の視線は、一体どこを見ているのだろう。前の椅子の背にあるラベルに、なにか面白いことでも書いてあるのだろうか?
そういえば、俺も6年2組だった。担任は新任の中尾先生。過ぎるほどに甘くて、卒業式には泣いてしまうような、かわいい先生だった。俺も含め、皆が母親を重ねるような先生であった。新任だけあって、勉強の教え方はあまり上手でなかったけれども。
その後、2年後くらいに結婚退職してしまったが、生徒達を自宅に招待し、高校受験を控えたかつての教え子に勉強を教え、成人式には一人一人にお祝いの手紙を出すような、誰からも愛される先生。
俺は、とても幸福な生徒の一人であったことを、誇りに思ったりもする。
すべてがミニチュアの世界。
椅子みたいな机。
実用的でない小便器。
幹線道路ほどに広大だったはずの廊下。
天ほども高かった天井は、簡単に手がつく。
その陽炎の向こうに、それでも天井に手をつこうと飛び跳ねていた、幼き自分がいた。
2002.3.29.Fri
後ろ髪がゴムで結べるようになったので、半年ぶりに床屋に行ってきた。私は年に2回しか散髪しない節約君。略して不精者。
なじみの床屋には、聴覚障害を患っているのか、喋れない人が働いていて、いつもその人に切ってもらっている。注文は他の健常者が聞き、それを手話で伝える。素晴らしい光景じゃないか。
私は髪が短くなればそれでいい人なので、彼の技術がどの程度のものかはわからないが、仕事がとても丁寧なので好感を持っている。
スタンプカードもたまってきた。あと7個ためれば粗品進呈だ。
粗品がなにかは…3年半後のお楽しみ。
2002.3.31.Sun
3度めの指輪物語を観てきました。同じ映画を3度観賞するのは、我が人生史上初の快挙です。
それほど夢中であり、もうサントラだってエンドレスなのですが、一方で彼女様が大変なことになってしまいました。すでに4回観賞、おまけに5回目が確定しているときます。
もはや手のつけられない状態です。
彼女様は原作を読み耽り、キャラクターものの菓子を買いあさり、関連Webサイトを徘徊し、会話は指輪物語一色、PCの壁紙だって指輪物語、スクリーンセーバーだってもちろん指輪物語、わずか数秒目を離しただけで、すぐに目が焦点を失ってしまう始末。(どうやら中つ国に旅立っているらしい)
俺は性分的に「消費」に関してはそんな夢中にならないので、一線を引いたおつきあいをしているんですが、もう毛の先までどっぷり浸かっておるようです。その瞳は、「指輪」に魅入られた者のそれであり。
そんな様子を見ていると、あぁこの娘はやっぱりオタクなんだな、と思う。娘は前向き、僕は後ろ向き、背を向け合いながら同じ方向へ進んでゆく二人。
などと悠長に語っておりますが、わたくしも少々やばいです。ナズグルのちっちゃい人形が欲しいです。オークの頭を象ったチェーンが欲しいです。壁紙ダウンロードしました。スクリーンセーバーもダウンロードしました。どうするつもりか、使うあてのないMac版までダウンロードしました。
当然、最終目標はDVDとなります。
そんな私の萌えはボロミアです。一番人間くさくてかわいいじゃないですか。
そんな娘の萌えはピピンだそうです。こいつ変。