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日付 題名 記事の要約
2003.3.1 二股ちびまる子ちゃん まる子三色変化
2003.3.18 日常仕事日記 たまには普通の日記でも

 家に転がってた『あずきちゃん1』をなんとなく読んで「ちびまる子ちゃんみたいだね」などと感想を漏らしたところ、「このまる子は大変やで?」と吹聴されてしまい、気になったので5巻まで買ってきました。きったない無精髭生やしたバッチイ三十路が、あずきちゃんだなんて。だなんて。
 (うわ変質者だ…)
 ブックオフ金森店に勤めるおしゃれぴかぴかのバイト学生は、そう思ったのです。貴方の瞳は他の誰よりも雄弁でした。

 とりあえず3巻まで読みました。泣きました。泣きましたとも。ごめんなさい。ごめんなさい。許してください。もうしません。(?)
 4巻と5巻、読まずに返しますから返品してください。おしゃれぴかぴかのバイト学生さん。

 さすが、恋愛の神様は教えることが違う。いや、決して嫌いなわけではないのです。絵的にはむしろ好きな方です。しかし、…しかし!
 あっつ〜いお風呂で茹であずきになって、つめた〜いビールでさらにあずき色に染まって、労働後の心地良い疲労感は、跡形もなく消し飛んだのです。そろそろ子供の一人も欲しいおじさんには刺激が強すぎました。

 最初の感想は「恋愛ちびまる子ちゃん」。
 次第に「水色ちびまる子ちゃん」。
 現在は表題の通り。


日常仕事日記

2003.3.18.Tue

 朝8時半。遅い起床。ゆうべ就寝したのが5時半であったためか、恐ろしく眠い。9時に社長がお迎えに来るはずなのだが、一向に来る気配なし。仕方ないので二度寝する。

 10時。ようやくお迎えが来る。DIY屋へ寄り、今日の仕事で使う溶接棒やらハンダ棒やらを購入。先日、とうとう俺のペンチも落雷を受けて即死したので、ダメもとで新しいペンチを社長におねだり。そしたら意外なことに買ってくれた。やったv(給料から天引きされてなければよいのだが)

 12時。現場に到着、AMPMで昼飯。
 弁当を手に取ると、驚いたことに温かい。こんなコンビニ弁当は初めてだ。AMPMの弁当は受注解凍だからこそ廃棄の少なさがメリットになるはずなのだが、これでは「冷めたら廃棄」になってしまわないのだろうか。
 ともあれ、AMPMの弁当は異種だ。焼肉のようなものは、不思議と焼肉に似た味がする。ハンバーグのようなものは、心なしかハンバーグの味がする。ご飯のようなものは、見た目も味もご飯にそっくりだ。どれもこれも、よくできた複製品にしか思えない。
 これがコストと引き換えに受け取った業なのであろうか、とりあえず、これなら普通のコンビニ弁当の方がいくぶんかマシである。
 それはきっとAMPMもわかっていることだろう。しかし、全店舗に設置した巨大レンジ、全国に配備した冷凍配送車、いくつもある製造工場、それらを円滑に運営するためのシステム。かかったコストは莫大なはずであり、今さらやめるわけにもいかないんだろうなぁ。
 そんなことを考えながら、弁当によく似た弁当を喰らったのであった。

 食後の一服を吹かしていると、ゴン。音がした。目の前で追突事故が発生したのである。といっても、本当に「ゴン」という程度だ。
 しばらく成り行きを見ていたが、当事者はしきりに携帯をかけまくり、ほどなくすると二人の警察屋さんがチリリンと自転車でやってきて、ゴニョゴニョやった後でみんな帰っていった。この後、保険やらなんやら、面倒くさい話があるのだろう。
 我は思ったのだが、バンパーにちょっと傷がついたくらいでいちいち警察を呼ばないでほしい。きっと二人の警察屋さんもそう思ったに違いない。
 「申し訳ありません。私の不注意でした。今すぐ警察を呼びますのでしばらくお時間をいただけませんか」
 「いや、それには及ばぬ。バンパーにかすり傷がつくと安全性が損なわれるわけではなかろう。いちいち事故処理するほどのものでもあるまい。速やかにこの場を立ち去りたまえ」
 こんな感じでいいと思うのだけどなぁ。どうせ会社の車でしょ?

 13時。ようやく労働開始。今日はいつものとこでなく、別の現場である。いつものとこ以外の現場は何ヵ月ぶりだろう。(前の現場が終わって以来なので5ヵ月ぶり)
 場所は横浜スタジアムのすぐ隣で、新築のビジネスホテルだ。溶接機を屋上まで上げるのは、とても困難を要した。(ちなみに13階建てである)
 屋上に立つと、さすが高層ビル。見晴らしが良い。どれだけ良いかというと、横浜スタジアムを上から眺められるほどだ。プロ野球見放題。
 球場では試合をしていた。観客は30人ほどの寂しい試合。アナウンスで「1番センターまつなが君」とか言ってたから、たぶん高校野球の予選かなんかだと思われる。
 仕事を放っといて見ていたかったが、さすがに社長の目の前でそれをやるわけにはいかなかった。

 作業内容は溶接である。避雷針に受けた雷を躯体(建物)の鉄骨へ逃がすために、太い電線を溶接するのだ。アーク溶接は電気を短絡(ショート)させ、その時に生ずるアーク現象を利用したものである。その温度は数千度から1万度以上にもなり、これで溶けない物質は存在しないという。溶接機には「危険:扱い方を誤ると致命的な電撃を受けることがあります」と書いてある。
 どうでもいいが、アーク溶接の時に出る金属の焦げる匂いがたまらなく好きだ。

 14時。2ヵ所の溶接を終え、作業を終了。現場を後にする。滞在時間、1時間未満。なにしに来たんだ。
 移動の途中、彼女様の家のすぐ近くを通った。心の中で「やっほー」とつぶやいてみた。

 16時。いつもの現場に到着。明日は再々検査なので、このまま帰宅というわけにはいかない。この期に及んで未だにスイッチを移動させるとかクロスを貼り直すとか、わけのわからぬことを言い始めている建築に苛々する。
 まぁ、エントランスのオートロックドアを表裏逆に取り付けるような馬鹿現場だから、最後の最後まで馬鹿であり続けるのだろう。(大騒ぎであったようだ)

 21時。本日の勤務を終了する。仕事がなくて休みを取らされたかと思うと残業である。俺は「残業するほど忙しくなく、平日に休みを取れるほど暇ではない」という就労時間を希望するのだが、現実はこの通り、「休みか残業か」である。電気屋だけにデジタル。
 もっとも、今は竣工直前という難しい時期なので、仕方ないのだけど。それ以前に、今日の出勤時間を答えよ。

 というわけで今日の日記はおしまい。