あけましてありがとうございます。無事に歳を取ることが許されました。毎年この日、私は少しばかりの良心の呵責に駆られるのです。「初孫が正月生まれとは、なんとおめでたい」とたいそうお喜びになったらしい婆様に対して。スマヌ。しかし立派に育っておるので安心めされよ。

 正月兼誕生日は彼女様に雑煮と汁粉を作っていただき、磯辺餅を喰らいながらダラダラとお過ごしになりました。初日の出を拝むこともなく、二人仲良く寝こけていたホットカーペット。正月早々から性懲りもなくラブラブなバカップル。スマヌ。しかし正月早々から鬱日記を書く馬鹿野郎よりゃなんぼかマシではないか?


 初詣に行ってきました。いつも5円と決めている賽銭も、今年は20倍増の100円と大奮発(5円玉がなかった)。なので、今年はぜひとも願い事を叶えていただきたいものです。
 …とはいえ、私はどうも信心に欠けるので、願いは聞き入れてもらえないでしょう。しかし、願いは叶うでしょう。私自身の手によって。(願う意味がない)

 神の存在は心の逃げ道。それだけが神の役目だと私は思うのであります。信心する者だけを救う器小さき神など、私には不要です。それに、普段は存在さえ意識しない輩がこの時ばかりと己の欲目をダダ漏れにするなど、恥ずかしいとは思いませぬか?
 欲目は自分で叶えるので、神は土壇場になった時、私の心の負担をいくらか軽くしてくれる逃げ道となってくれればいいのです。

 私は俗物の捏造した神を一切信じていませんが、心に宿る一番純粋な神は頑なに信じております。


 あの話題作、少林サッカーを観ました。この衝撃は、とても口では表せません…。これは、これは…ハリウッドへの挑戦だな!?

 あと、かねてより観たがっていた戦闘妖精雪風の1巻も観ました。格好良さは期待を裏切らなかったけど、俺の求めていたものとは少々違うようで。説明の足りない小難しい設定と理解しがたい内容がいかにも「オタクアニメ」って感じですが、それをどう展開していくかによって評価が天地と分かれるので、最終回を観るまで保留。(とりあえず今のところは「期待薄」で)

 ところで、我が家のボロストーブがいよいよ大往生を間近に控えたようです。こいつは去年に灯油切れセンサーが故障し、給油を怠ると即座に火を吹く恐怖仕様になってしまったのですが、今年になって症状はさらに悪化、前触れもなく突然消火するように。
 いつもなら全壊するまでしぶとく使うのですが、なまじ火を扱うものだけに怖いわけです。しかし、買い換えようとしてるストーブはナショナルの超高級品ゆえ、国家予算的に今月の購入が難しいのです。
 でも事態はだいぶ切迫しており、しまいには仮想嫁が自ら人道的経済支援を志願する始末になっちゃったので、二人でお小遣いを出し合って購入することになりました。

[ 新調したストーブ(クリックすると拡大) / 44KB ] 定価は5万円、こないだ見た時は35000円でしたが、具合よく特価になっておりまして3万円を切るお値段でした。それでも競合製品の平均価格が15000円という中で、こいつだけが飛びぬけて高い。倍かよ!
 そこまでしてこいつを欲する理由は、俺って風に当たるのが嫌いなんですな。扇風機もしかりで。この機種は最初ファンヒーターで、部屋が温まると遠赤外線輻射熱モード(早い話が餅焼きストーブ式)に切り替わるのです。
 風を出さずに熱だけ出す、それでいて部屋が冷えている時は通常モードで急速暖房。これが俺にとって逆らいがたい魅力なのでした、と。
 しかしこいつ、餅焼きストーブモードになってる時は遠赤パネルが赤くなって暖かそうに見えるのですが、まさかこれがただのランプだとは誰が想像しましょうか…。(暖かさを演出するためについてるらしいです)

 そのついで、ラベルプリンタなる駄アイテムを購入。いや、2000円と妙に安かったのでついつい…。典型的な「最初だけ面白がって使う」タイプの駄アイテムですな。いやはや


[ 横浜ランドマークタワー(クリックすると拡大) / 58KB ]  横浜へ行ったついで、マトリックス・レボルーソンを観て参りました。1・2をDVDで観て面白かったので。いや微間違い。観に行くために横浜です。
 シリーズを通した感想は、「エヴァンゲリヲンとよく似てるなー」でした。特にリローデッドでのオラクルメロビンジアンアーキテクトといった面々との舌戦で。
 独自の世界観と、それを理論付ける小難しい設定が。

 しかし、広げた風呂敷きを畳みきれなかったエバに対して、マトリックスはちゃんと四辺を揃えて畳みました。その時点で、エバは最低ランクの駄作、マトリックスは秀作になります。俺的に。
 正直「?」って部分もあるけど、それは字幕版を1回観ただけではわからんのでしょう。最低でも吹き替え版を2回は観ないと。(ヒアリング技能があれば理想的なのだが)

 もちろん良かったとこばかりでなく、多用しすぎるスロー、出来のあまり良くないCG、いまいち物足りないアクション…と、文句をつけたいところは色々あります。たしかに色々ありますが、エージェント・スミス扮するヒューゴ=ウィービング(やや違う)がとっても大好きなので、すべてチャラです。いやもう本当。唾の絡んだ喋り、「世界の柳葉敏郎」と呼びたい顔面パフォーマンス、かわいさ溢れるうろたえっぷり。役者をまったく意識しない俺が名前まで憶えたんですから、好きなんですとも。エルフは少し、いやかなり似合わんけど…。