ふと思う。去年の6月から、定時で終業したことって半月分もないんじゃないかと。日曜滅殺率は5割を超えてるんじゃないかと。2月は1日も休みがないんじゃないかと。

 今日も残業&明日も仕事にて魔宴に参加できず、ふてくされてVISCOで道草を食う。23時までやってるのが残業人に嬉しい。
 StarLusterマスターである私の目当ては、もちろんStarIxiomなわけだが、今回も在庫切れであった。これで何回目だろう。一体いつになったら入手できるのだろう。880円なのに。

 怒り覚めやらぬ私は、例によって腹いせ買いをするわけだが、そしたらWithYouが980円なんていうお値段。このゲームは、ある複雑な事情により、いつかは購入しなければならなかったので、こんなチャンスを逃がすわけにはいかない。「事情」がなんであるかは秘密だが、キーワードは"ジャンスカ"である。(バレバレである)
 ともあれ、これまでの人生で初めてエロゲーを買いました。
 15分ばかりやってみたけど、…ぐわっ寝そう。これはとても苦痛だが、でも大丈夫。完全攻略本がなぜか手元に。(以前から購入するつもりだったことを示唆)

 また、Easy CD Creator 5 Platinumのアップグレード版なんてのが2980円なんてお買い得。よって、これまた衝動買い。CD-RWドライブにVer.4が付いてるので、アップグレード版でよろしいのだ。
 でも今日は疲れてるゆえ、インストールは後日。


 発売する前からチェックしていて、絶対に買うぞと心に決めたままダラダラ過ごしていたら、いつの間にか3年半。ようやくスターイクシヲンを入手。やったね。

 諸兄はファミコンのスターラスターをご存知か。ファミコン初期にして恐るべき完成度を誇った3Dシューティング、あまりに早すぎた、あの名作を。
 お子様には難しすぎるゲームシステムのおかげで、まぁ不人気もいいところだったが、戦術・戦略・そして運、すべての要素がとてつもなく高いバランスで達成されているnamcoの超傑作である。

 迫りくる敵機を撃墜し、基地や星を守り、謎を解きながら、敵の本拠地である暗黒惑星を目指す。燃料ゲージとにらめっこしつつビームを撃つ。ニューファミコンでは呼べない怪しさ抜群の浮遊スターノイドを呼ぶ。ロックしそこなう。瀕死のダメージを追ってワープで逃げる。ワープ空間に入るまで無抵抗になる自機に、敵機がガツガツ攻撃してくる。シールドが破られ、ダメージが本体に及び、ステータスパネルがNGで揃う。画面が真っ赤になる。
 広大な宇宙空間。ロングの視点で、小さな爆発。続いて大きな爆発。ゲームオーバーだ。
 こんな衝撃的なゲームオーバー、当時のファミコンでは考えられなかった。なんて想像力をかきたてるのだろう。

 スターラスターは、この時点でシステムが完成されていた。プレステが発売され、時代がポリゴンに移っても、充分に通用するシステムだと信じていた。いや、スターラスターこそポリゴンに相応しいゲームに違いないのだ。
 namcoはこんな良い素材を、どうして眠らせたままにしておくのか! スターブレードやギャラクシアンなぞ作ってる場合じゃない!
 いや、マジンコでそう憤っていたのだ。
 そしてついに、アンソロジーへのスターラスター収録。続いて、続編となるスターイクシヲンの発売が決定。

 あぁ、喜んだものさ。そりゃもう嬉しかったものさ。続編が出ることではなくて、ずっと「スターラスターのシステムは今でも通用する」と信じてきたのが、やっと認められたような気がしたんだ。えらい!namco!

 しかし、それと即買い即プレイ即マスターとは別の話で、当時はプレステを持ってなかったことも手伝い、「いつか買えばいいや」的に3年半。本当は1年くらい前から探していたんだけど、いっつも在庫なしだった。
 けど、それにもようやく終止符が打たれたわけで。

 しかし、それと即プレイ即マスターとは別の話で、今は仕事とsiteCTSのリニューアル作業が忙しいことも手伝い、「いつかやればいいや」的に未プレイ。説明書を見ながらニコニコしている次第である。ソフトさえ手に入れてしまえば、いつでもできるのだから。

 さて、スターイクシヲンの初プレイはいつになるだろうか。64ゼルダが未だ放ったらかしの惨状において、ゲーム習慣のない俺は、いつプレステの電源を入れるか。
 WithYou? なにそれ。

 当時の情報によると、スターイクシヲンはイマイチらしい。どうイマイチなのかは知らないが、たしかに、スターラスターに比べれば確実にヌルいだろう。なにせ「一撃でゲームオーバー」が存在したゲームである。暗黒惑星との決戦なぞ、お供のディスラプター(中ボス的存在)3機とともに、一撃必殺弾(しかも誘導)がワンワン飛んでくるのだ。
 「ここへ来るだけでもかなり難しいのに、今さら死ねるか!」
 それは "スリル" を通り越して "恐怖" なのだ。こんな熱くなれるゲーム、今でもあるのだろうか? スターイクシヲンはスターラスターを超えられるのか?

 まぁ、スターイクシヲンはきっとイマイチだろう。しかし、俺には最高だろう。この奥深いシステムは、凡人に理解できるはずがないからだ。

 さぁ、セロテープとマジックを用意しよう。戦いの幕開けはすぐそこだ。

追記:
初プレイ記は3.12です。

 腰が、腰がつらい。
 重量作業と不自然な体勢での作業が多い職において、腰は必ず「やって」しまうのである。俺もついにその時が来つつあるようだ。

 それより問題なのは、ちょっと手首にガタが出ていることである。毎日毎日、電線と格闘するこの仕事は、フル握力で右手首を酷使する宿命を背負っている。お絵描き時代も似たようなことはあったが、鉛筆を持つのとペンチでぶっとい電線を切るのでは、酷使の次元が違う。(しかし電線は左手でも切れるが、絵は右手でないと描けない)

 腰も右手首も、これまた耐えがたく痛いんだ。言葉で表すなら、「関節の隙間の柔らかいところに細い針を突き刺す」ような激痛。医者へ掛かることも考えに入れておかないといけないだろうか。


 昨日の日記を修正しなければならない。
 俺もついにその時が来つつあるようだ → 俺にもついにその時が来たようだ
 その痛みを、本人は「雷が落ちたようである」とコメントしている。

 10時。痛めている右手首への負担を少しでも軽くしようと、リストバンドみたいなサポーターを購入。ちゃんとした医療用品だからか、効果は歴然(高かった)。フル握力は無理にせよ、ちょっとくらいなら落雷もなくなった。すごい。

 12時。こりゃいいわと、左手首用にもうひとつ購入。左は別に痛めてないけど、この季節は袖擦れで手首の肌荒れが痛々しい(見た目も痛いが実際に痛い)ので、これで少しは緩和できるかなぁという期待。

 午後になると、今度は腰の具合が急変する。手首を封じられて行き所をなくした雷が、腰へ行ったようだ。ほんのわずか前かがみになっただけで落雷するようになり、やがて熱を持ち始めて、しまいには立ってるのも酷になってくる始末。

 15時。ついに俺もコルセットを購入。5000円は実に高い買い物であったが、このままでは仕事にならんので仕方ない。(仕事で痛めたんだから経費で落ちないものだろうか)
 効果はこれまた歴然で、よほど不自然な体勢を取らない限り落雷を封じることができた。といっても、身体がすっかり怯えてしまって、座るのにもびくびくしているのだけど。

 問題なのは、コルセットを差し出した時、レジのおばちゃんに怪訝な顔をされたことである。一日に三度も医療器具を買いに来る客なんて、早々いないであろう。すっかり満身創痍な俺。

 ともあれ、職場の隣が薬屋とは、いかなる策略であろうか。便利なことこの上ない。

■ 究極の冷却装置は「団扇」になるか
圧電セラミクスが実現する超小型ファン

 今は仕事が忙しくて思ったように動けない現状だが、実はこれからさらに忙しくなったりする。2月もまだ始まったばかりだというのに、日曜も祝日もすべて絶望的である。文句は気違った工程表をよこす建築に言ってくれたまえ。受電まであと10日しかないのだ。その後は検査が控えているのだ。普段の3倍仕事しないと間に合わないのだ。

 体力はそろそろ底を尽くので、あとは気力の勝負となる。気力が底を尽いた時、また家の鍵をなくしたり携帯をなくしたりするのだろう。きっと。(まぁあの時は引っ越しも重なってたのだけど)

 おかげですっかり日記サイトと化しているsiteCTSであるが、信じられないことに、リニューアル作業はちょっとずつ進んでいる。作業時間が1日あたり2時間前後なので、ちっとも進まないけど。
 今月は無理だと思うが、少しまとまった更新も予定されていたりする。

 しかし、忙しい忙しいとは言っても、漫画家やプログラマのそれに比べれば、まだかわいい方であろう。休みなしは常識、1日20時間労働あたり前、寝ても覚めても机に向かい、精根尽き果てようとも机に向かい、それでいて脳は常にフル回転って、これは拷問にも等しい。
 体力的には外仕事の方がきつそうに見えるが、机に向かい続けることがどれだけの重労働か、俺は知っている。
 それに比べれば、今の俺の近況は、まだまだ恵まれていると言える。これを心理学の専門用語でポジティブシンキングとかプラス思考などと呼ぶ。

 なお、腰の具合の方は順調に回復し、明日からはコルセットもしなくてよさそうだ。

■ たった376バイトのウィルス、10分で75000台に感染
史上最速のウィルス"SQLスラマー"

 大変よろしい陽気の一日でしたね。風もあって、春の訪れを身近に感じます。この時期は日がどんどん長くなるので、明るさで時間を判断するのが難しくなります。仕事でも作業ペースを掴みにくくて困るのですが、こんな問題なら大歓迎です。

 こんな陽気の一日でしたから、今日は彼女と幸せデートなぞ執り行いました。ここんとこずっと忙しくて全然遊びに行ってなかったし、彼女にも寂しい想いをさせていましたから。

 二人は公園でボートに乗り、映画を観て、喫茶店でおしゃべりをしました。その後、手をつないで公園を散歩しました。陽差しが肌にやわらかく、二人を祝福してくれます。
 そんな夢を見ました。
 今日も一日、現場の中で地べたに這いつくばり、仕事に明け暮れていた、そんな現実。もう半月近くも会ってません。
 彼女にふられるのも時間の問題かと思います。


 先日買ったスターイクシヲンをやりたいのだが、今はPerlの勉強が忙しくて未だ未開封。あぁ早くやりたい。WithYou?なにそれ。(いつものこととはいえ、困ったものだ)

 Perlの勉強はどうもうまくいってない。JavaScriptの癖がどうにも露出し、スカラー変数の前に $ を付け忘れる。その代わり var を付けてしまう。elsifelse if と書いてしまう。if ("文字列" == "文字列") と書いてしまう。(正しくは if ("文字列" eq "文字列") と書く)
 関数で受け取る引数が $_[0] なんて表記になるのも解せない。いや、「暗黙の配列」なのはわかるけど、JavaScriptみたいに関数の宣言部分でローカル変数を予約できないのか。いちいち
 my($localArg);
 $localArg = $_[0];

 とやるのは果てしなく面倒くさいのだが。

 手持ちの教科書にはお約束の「Perlは簡単!」などと書いてあるけれど、これは絶対に嘘だ。プログラミング言語の「とっつきやすさ」とは、すなわち「記号の少なさ」だ。"表音文字"であるアルファベットとは違い、記号はそれ自体が意味を持つ"表意文字"だ。ひらがな/漢字の違いと同じである。つまり、記号の持つ意味を憶えなければ、謎の暗号でしかないのだ。
 それを踏まえた上で、Perlは(JavaScriptに比べて)記号が多すぎる=とっつきにくい。

 あと、JavaScriptみたいにエラーの起きた場所を教えてくれないので、どこでバグってるか探すのが大変。こんな言語を初心者にすすめようとする輩の気が知れない。
 やはり最初の言語はJavaScriptの方が適しているな、と再確認。(Perlの勉強を妨げているのも、またJavaScriptであるわけだが)

 ふと、Perlを始めるのが遅すぎたな、と思ったりもする。すっかり身に染みこんでしまった「オブジェクト概念」が、なによりも厄介。(JavaやC++をやるなら、かえって好都合なのだけど)

 ところで、Windows Update にメディプレ9が登場したので、早速インストールしてみた。新しもの好きだから。
 新機能かは知らない(Ver.8は結局使わなかったので)けど、タスクバーに入るモードがDVDを流しながら作業できていい感じかも。


 金土月(祝日無視)が仕事の彼女様と、月火水木金土(祝日は休み)が仕事の俺。月曜夜〜木曜まで通い妻してもらってる現状では、週末というものに価値がない。特に昨今はハッピーマンデーだかなんだか、祝日が日曜にくっついてるので、かなり具合が悪い。
 なので、火曜日が祝日というのは大変よろしい感じだ。

 というわけで、今日もラブラブデートを執り行った次第である。
 むろん嘘である。
 月火水木金土日(祝日無視)が仕事の俺。


 残業で疲れて帰ってきたというのに、彼女様はすでに帰って誰もいなくて、独りぼっちが強調されたりする、そんな木曜日はあんま好きでない。家に帰ったら電気を点ける、そんなあたり前の作業が好きでない。
 でもって帰る前に作っといてもらったカレーと味噌汁をあっためながら冷蔵庫を開けると、そこにはチョコが入ってたりして、そこで初めて世間では今どんな時期なのか知ったりする。そうか、もうそんな時期か。(曜日の概念もなくなってるのに日付を理解できるわけがない)

 手作り三昧の晩餐。でも独りきり。なかなか複雑。台所で制作作業に勤しむ彼女様を想いながら喰らうと、あぁ甘い。甘いよぅ。的な福音がお口の中でパチンパチン。
 私(達)は7年をともに過ごしても、惰性とマンネリに埋まることがないようである。そんな馬鹿な。


 今日は25も離れた双子の妹の誕生日。面白い日に産まれたものだなぁと思いつつも、将来が楽しそうである。娘と言っても誰も疑わないので、彼氏でもできた日には「貴様ごとき馬の骨に娘をやるわけにはいかぬ!」などと意地悪してみたいものだ。
 んでもって、3日後は6つ離れた妹の誕生日である。

 こんなの、妹属性をお持ちの諸兄からしてみれば、夢のような状況に違いない。そして「妹のいる兄が妹属性を持つことはない」ってのは、まことに皮肉な真実である。

 なお、私は姉属性をお持ちである。婆様の初孫である以上、従兄弟にも年上は存在しない。よって、残るは「嫁の姉」に託すしかないわけだが、これも叶わなかった。(嫁確定娘は長女である)

 ま、いないから欲しいだけであり、いれば姉属性を持つことはなかったわけで、まことに皮肉な真実と言えよう。
 妄想は妄想だからこそ、憧憬であり続けられるのだ。


 一瞬、なにが起きたのかわかんなかった。視界には入っていたはずなのに、どうしてか全然見えていなかった。
 鉄パイプが振動に震えて、俺、倒れる。よりにもよって、角っこに直撃。見えてなかっただけに、勢いを殺すことのない頭突き。デコから血を流してしばらく動かなかった、と言えば少しは伝わるだろうか。この痛さが。
 これほど見事なタムコブはそうそう制作できるものではない。鉄パイプの角っこの跡までくっきりと鮮やか。

 仕事もいよいよ修羅場を迎え、一日ごとに残業時間が増えていく。でも日付が変わる前に帰れるので、これでもマシな方である。
 マシな方であるとはいえ、この疲れはいかんともしがたく思います。


 仕事の帰り、コンビニで遅い晩飯を買い、外へ出て空を仰ぐ。と、雨上がりの夜空に真円をかざした満月が、瞳に飛びこんできた。
 一瞬どきっとしてしまったのは、どうしてだろう。


 受電の儀をなんとか終え、来週月曜の消防検査に向けて俺まっしぐら。それまでが残業のピークと思われる。
 この現場が終われば、今度こそは暇になる(はず)。昨年の6月から続く「定時?なにそれ?」な生活も、ようやく終わりを告げる(のではないかと思う)。だから、それまではひたすら我慢の子である。定時9時間+残業7時間でも気にしない。気にしないんだったら。

 婦女子の皆様、漫画家と電気屋の旦那に嫁ぐことだけは避けた方が懸命ですよ。


 受電がすむと、住居内の電源(要するにコンセント)が使えるようになるので、どいつもこいつも勝手にブレーカーを入れやがる。仮設電源はすぐ落ちて不便極まりないので、使いたくなる気持ちはよくわかる。が、こっちの準備が終わってねえんだっつのに。

 で、ブレーカーが入ってるのに気づかないまま電線をペンチで切ろうとすると、当然に短絡(ショート)するわけで、雷がズバン。100ボルトといえども、負荷のかかってない状態ではかなりのパワーを発揮する。
 電線を切る時は手元を見てるので、閃光を直視することになる。突然バン!と破裂するので、かなり心臓に悪い。飛び散った火花は貼りたてのクロス(壁紙)を焦がす。そして何千度にもなる焦点温度は、ペンチを即死させる。(アークと呼ばれるこの現象は、時に数万度にもなり、すべての物質を昇温・溶融・蒸発させることができる)

 受電がすんだら、電気屋はドキドキの毎日を過ごすはめになる。ブレーカーの確認を怠ると、ペンチが何本あっても足りない。
 しかし、受電したばかりというのは、確認の癖がまだ充分でないため、うっかりパチンでズバン!というのがままある。

 今日、同僚の高価なワイヤーストリッパーが殉職した。すぐ隣にいた俺はかなり驚いたが、切った本人は心臓が止まりそうなほどに驚いた。
 こんなことがあるから、電線を切る時は顔をそらしながら、恐る恐るパ…チン。てな感じになる。その光景は、時限爆弾の線を切るシーンとまんま同じ。体験してみないとわからないけど、マジで怖いんだってば。(勇気のある人は家電の電源コードをペンチで切ってみよう)


 視界のきかぬ薄暗闇の中で、コンセントを差しこむべくしゃがみこむ時、壁から鉄パイプが突き出ているなどと、誰が想像し得ようか。
 そんなわけで、今度はデコのど真ん中の肉がへこむ。勢いが弱かっただけにダメージはそれほどでもなかったが、それでも出血。

 15日の衝撃と併せて脳細胞が1億ほど減ったような気がするが、なぁに、この天才脳みそが1億減ったところでたいしたことではない。逆にちょうどいいくらいだというものだろう。
 …痛いよう。


 電気の流れてる電線と、流れてない電線。見た目にはなんの違いもない。切ってみれば判別できるけど、流れてたら悲惨なことになる。一応「検電器」という便利な機械もあるのだが、早々都合よく持ち歩いてないため、しばしば「人間検電器」を使う…というか、やるはめになる。
 やり方は簡単。マイナスの線を右手に握り、左手でプラスの線を握るだけだ。実にわかりやすく、かつ確実な調べ方。最初は痛いけど、慣れると癖になるぞ。

 そんな中、今日も午前様の帰宅。そして明日もきっと午前様。終業のあいさつは「おつかれ〜また今日ね〜」。
 寝るか働くかの二択生活は生きてる気がしないので嫌いだ。
 もうすぐ今月の残業が100時間を突破する昨今、siteCTSのリニューアル作業が微塵も進んでないことを誰が咎められるだろう。


 気力の消耗を感じてきた、ここ数日。(体力はとうに尽きてる)
 体力が資本の仕事である以上、睡眠不足には気をつけないといけないのだが、ストレスがたまると寝付けなくなるのは困りものだ。
 つか、24から勤務時間を引くと7しか残らない現状、どうあがいても睡眠不足になるんだけど。

 まぁ体力の不足はいいとして、気力の消耗が一番やばいのである。些細なことで苛立つし、態度はひどく刺々しくなるし、なにより、思考がマイナスへ向く。だからますます苛立つ。悪循環だ。こんな時こそポジチブシンキングを頑張らねばならぬ。愚痴に感情がこもってる場合じゃない。

 体力は睡眠だけで回復できる反面、気力の回復は難しい。ゆとりとか余裕が必要である。プログラムを組んだり絵を描いたり、やりたいことができないといけない。
 すなわち、睡眠と同じく「時間」が必要であり、現状では気力を回復させるのは困難だ。

 でも、たとえば欲しかった工具を買うとか、普段やらないことをやるとか、睡眠を犠牲にしてでも自分の時間を作るとか、なにかしらの「変化」を与え続けることで、ごまかし程度には効果があるものである。

 こんなの書いてる暇があったら少しでも睡眠を確保すべきか、睡眠を削ってでも気力の補充を優先すべきか、難しいところだ。朝、起きようとしない身体を叩き起こすには、気力が必要だから。


 髭がすごい。修羅場の最中はわざと髭を剃らないようにしてるので、そりゃもうすごい。
 なぜ剃らないか。
 単なる「忙しさ」の演出である。小綺麗にしてる時との印象の違いは、無視できる差ではないのだ。(ただし、修羅場突入の前は小綺麗にしている必要がある)
 そんな演出して意味あるの?
 あるわけないだろう。気分的なものさ。水曜の施主検査が終わったら剃るとしよう。(修羅場は終わらないが)


 深夜、同僚と話しながらの仕事。二人の意見は一致していた。
 「女は必要な時ほど傍にいない」
 同僚の嫁は実家に帰ってしまったし、俺の彼女様は来てくんなかった。まぁ俺と彼女様は今のとこ他人だからいいけど、彼の嫁には言いたい。こういう時だからこそ傍にいておやりなさい、と。それも妻の務めであると思うのだけどなぁ。

 恋する婦女子の皆様。妻や彼女のいる男に惚れた場合、このチャンスを逃がしてはいけない。味噌汁の一杯で簡単に堕とせるぞ。
 疲れてる男は癒しを求めます。高嶺の花を追い求める孤高の狼も、飢えたら遠くのメロンより近くのミカンです。貴女はミカンになりなさい。その後はミカンであり続けなさい。初心が惰性の中に埋もれた時、貴女はメロンになり、そして新たなミカンが現れます。それだけは憶えておきましょう。(男女の逆もまた然り)

 そんな感じで、昨日の消防検査、及び今日の施主検査をなんとかクリア。あとは指摘事項を修正(通称:ダメ直し)すれば、竣工は目前である。最後の日曜から1ヵ月以上が経ち、残業が日増しに延びていた中、峠を越えた象徴であるかのように、17時で早上がりできた。(※定時である)
 早上がりして最初にやるべきことは、彼女様に電話…ではない。入浴だ。鏡に映った自分が見事に「くたびれたオヤジ」になっていたからだ。俺はまだまだ若いのだぞ。
 10mm級の髭は剃るのに苦労したものだ。髭剃りは一瞬で目詰まりし、歯ブラシで洗っては目詰まりし、また洗っては…の繰り返し。洗面器の中では浮き沈みする毛柱がパラダイスを醸し出していた。

 8時に出勤、午前2時まで仕事して、また8時に出勤するような生活のおかげで、日記の中断どころか、ついにパソコンさえ触らなくなってしまった。否、触れなくなってしまった。
 気力ってやつは体力より大きな作用をもつけど、限界を超えても(集中力が途切れない限り)意外となんとかなる。反面、体力は限界を超えると倒れるか死ぬので、この消耗はいかんともしがたい。よって、最終的には気力の補充よりも体力の回復が優先される。つまり、パソコンなんかいじってねえで寝ろ。

 8階建て2棟110世帯のマンションを半年で建てようという気違った工程の現場だったが、まぁよく頑張ったものだ。世の中、やろうと思えば大抵のことはできる証拠である。
 もっとひどい現場も過去にあったが、「歴代キツかった現場ランキング」には入れてもいいような気がするな。ともあれ、バイクで5分という通勤だけは快適な職場とも、そろそろお別れだ。

 峠は越えたけど、多忙はもう少し続く。「電気がつかない」「部屋の照明スイッチを切るとコンセントの電源が切れる」といった愉快なバグを潰し終えるまで、電気屋に安眠はないのだ。
 早くゆとりのある生活に戻って、仕事のことしか書くことがない状況を脱したいものである。


 今月の出勤率100%。日曜祝日の滅殺率も100%。そりゃそうか。真の皆勤賞というのは、こういうのを言うのだろうか。(寝坊が多いのでダメです)
 多忙も峠も越したってことで、今日も少し早上がり。23時帰宅で早上がりってんだから、世も末だ。峠とは、頂上を越えても急に下がるわけではないのである。
 今の現場が竣工すれば、少しの間は仕事がなくて困るほど暇になるので、彼女様とデートでもしてスクリプト三昧の毎日を過ごしたいなぁ、などと思うのでした。

■ 割れても再生できる究極のレコードプレイヤー
光学式レコードプレイヤー(お値段はオープンプライスですが、95万円ほどだそうです)