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2002年1月

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見た目変わっても中身は同じ。


このページは siteCTS の旧版です。
URI確保のために保存してあるだけで、二度と更新されません。
JavaScript が有効の時は以下に移動先URIが表示されます。







 あけましておめでと。
 去年2.13の登場以来、見た目がほとんど変わらなかったこのページも、やっとフルリニューアルされました。11.29にほのめかしたことを実行できてなによりです。
 さて、成果はどんなもんでしょう。見た目の新鮮さなんて1日で消えるので、あくまでもスクリプトの実用性に重点を置いているんですが。
 これまでの記事はこれまで通りの配色で表示される(要JavaScript)ので、昔のが懐かしくなることはないけどね。

 本当は「暗い背景に明るい文字」が目に優しくて俺的に好みなんですが、今年からはペースも落とすことだし、そこまで目に痛い配色でもなかろうので、まぁよしとします。
 そう、今年からはパチョ奮闘記のペースをかなり落とします。他のコンテンツ(特にゆきこのおへや)に力を入れていくのです。いつまでもパ奮をメインコンテンツにしておくつもりはないのだ。
 そこ!ありがたやありがたやと言うなかれ!

 加えて、Scrawl Notesも同時リニューアルです。生まれた日は違えど、双子の兄弟ですから。
 見た目としては、配色や素材に変更はなく、新しい記事フォーマットを作ったくらいですが、GTS版のみ、記事の表示方法ががらりと変わっております。
 これはstage1の「スクロールの重さ」への、ひとつの解決案なのですが、どんなもんでしょうか。果たして、全記事のロードが終わるまで閲覧が一切不可なんて代償を払う価値はあるのでしょうか。謎です。

 とりあえずは、ま、今年もよろしくおつきあいください。


 明日書く記事の下調べをしていたら、7.1の記事が目にとまりました。うわっ懐かしい。
 てなわけで、計画の達成度をちょこり評価してみることに。

通常版  基準:Netscape Navigator 4.75
俺語はやっぱまずいので、NCF版から改名。
→達成。
「全ブラウザ対応」の目標を外し、正式に「通常の入り口」となります。
→達成。
フレームを導入し、JavaScriptとスタイルシートの禁止を却下します。
→なんだかんだいってサポートしてる。
ページレイアウトを専用で作るので、IE5.5版と差別化されます。
→そんな面倒くさいことできるわけないでしょ。
全体的にシンプルな画面になる予定。
→無理。
IE5.5専用版  基準:Internet Explorer 5.5 SP1
自分が自由に作れるページにするべく、推奨環境が必須環境に。
ネスケ4.7で入った時のエラーをなくします。
ネスケ6のサポートを完全に中止します。
当然ながら、いずれはIE6.0版になります。
→JavaScriptによるページの統合で、存在自体が消滅。
テキスト専用版  基準:Lynx 2.8.3
新しく登場し、これが「全ブラウザ対応版」を受け継ぎます。
「テキストだけ読めりゃいい」という人向け。
ソースを徹底的に省いて、極力軽いページにします。
画像はすべて直リンクにします。
→プレーンテキストでパ奮が読める人間は存在しないので無理。
共通
フリー素材の撲滅。自作素材率100%を達成します。
→掲示板の背景だけが未だにそのまま。他は全部達成。
一部のページを共通化することにより、更新の手間を省きます。
一部どころか全部共通化された。
コンテンツ面の変更予定
最終更新日やIntroductionなどの情報がトップページから消えます。
→JavaScriptの使用で書き換えの手間がなくなったので、随所に存在。
Editing Historyが廃止され、入り口ページが更新記録を兼ねます。
→廃止は達成。"siteCTS"の登場は、実は予想外の出来事。
サイト案内がEditing Historyから独立します。
→"siteCTS"の「コンテンツのご案内」「siteCTSのご案内」に。
パチョ奮闘記がScrawl Notesから独立します。
→しました。
パチョ奮闘記が月単位に分けられ、バックナンバーの参照が少し楽になります。
→分けました。
Scrawl Notesが雑記帳へ改名され、Scrawl Notesの中に雑記帳とパチョ奮闘記が入ります。
→改名されませんでした。両者の統合も実現しませんでした。
いろいろ紹介を改名。大幅に縮小され、1ページに収まります。
→改名はされたけど縮小はされませんでした。
myお気にアプリは微変更にとどまる予定。また、これも改名します。
→微変更どころか存在自体が消えました。いつかは改名されて再登場の予定。
掲示板のデザインをちゃんと作ります。
→まだ作ってません。CGIを勉強して自分で作ろうかと思います。
Chainsが正式に登場します。
→しました。
Tipsページが登場するかもしれません。
→今年中には登場させたいです。
 達成度がかなり低い原因は、「JavaScript」が視野に入ってないせいと思われます。勉強を始めたのは、これの半月後だもの。
 ていうか、この人、同じWebページを3つ作ろうとしてたんですか。そりゃ恐ろしい話ですな。そうまでしてクロスブラウザを達成させたい気持ちはご苦労ですが、できるもんならやってみろっつの!
JavaScript万歳!(どかぁん)


 今日はsiteCTSの1歳の誕生日です。
 Test Versionに始まり、Sample Version、Provisional Edition(暫定版)、そして現在のPublic Edition(正式公開版)と進化してきましたが、すべて通して変わらないのは常に実験中。あぁ。困ったものです。
 とりあえず記念日には過去をふり返るのが慣わしなので、「特集・siteCTSの今まで」をお送りします。

 ※青いリンク以外は全部バックナンバーへ飛びます。
2000.12月
ZEROのおもちゃツールを使ってTest Versionを作成。
2001.1月
Sample Versionを公開。
この頃はまだ「siteCTS」なんて名前はついてなかった。
ドリームウィーバー2を使っていたが、すぐにホムペビルダー2001へ乗り換え。
2月
パチョ奮闘記が登場。
秀丸を導入し、徐々に手書きへ移行。
CSSの勉強を始める。
3月
初めてのJavaScriptを書く。
パ奮の思わぬペースに混乱する。この時すでにメインコンテンツ化してたとの噂。
HTMLの本を入手してちゃんとした勉強を始める。順序が逆。
リニューアルへ向けてサイトのフレーム化。
4月
Provisional Editionの登場。サイト名も「siteCTS」に。
Scrawl Notesが登場。
ホムペ制作日記がEditing Noteを経てEditing Historyへリニューアル。(現在は廃止)
リンク集からリニューアルした暫定版Chainsが、いったん廃止される。
一部のコンテンツが廃止。
掲示板がZERO→Res9→KENTを経て、現在のものになる。
ネスケ6.0を導入。現在まで続くネスケとの戦いは、ここから始まった。
5月
ネスケ4.73を導入。あまりの性能の悪さに絶句し、全ブラウザ対応版の検討を始める。
あこがれのブラウザ、Lynxを導入。泣ける。
完全に手書きへ移行し、ホムペビルダーはお払い箱。
Scrawl Notesとパチョ奮闘記の全ブラウザ対応版を作成。
6月
JavaScript第2弾が登場。かわいすぎる。
7月
JavaScriptの勉強が本格的に始まる。
8月
JavaScript大爆発。一月丸々費やしてサイトすべてをスクリプト化した。
Scribble Gardenがリニューアル、現在に至る。
Chainsがリニューアルして復活、現在に至る。
いろいろ紹介が俺紹介++へ改名してリニューアル、現在に至る。
siteCTSのバナーがやっと誕生。
9月
siteCTSがPublic Editionにグレードアップ。
ネスケ6.1が透過PNGにバグを出したことが原因で、素材をPNGからGIFへ移行。
プレーン版の構想が始まる。この構想は、現在のところ「ノンフレーム版」へ結実。
10月
トップページがリニューアル、現在に至る。
ゆきこのおへやが仮開通。
11月
決定的な新呪文のゲットにより、多くのスクリプトがネスケ6でも実現可能になる。
Lynxとのお別れ。泣ける。
サイトのノンフレーム対応が全部終了する。
12月
さらに決定的な新呪文のゲットにより、サイト全体全のスクリプトが大きく変わる。
ゆきこのおへやにPrettyJavaScriptが仮開通。

 …と、こんな感じの1年でした。
 HTMLに悪戦苦闘し、CSSに悪戦苦闘し、JavaScriptに悪戦苦闘し、常に進化を続けてきたsiteCTSと、俺。今年はCGIだ。


 秀丸にはマクロ機能が搭載されております。まぁ「アプリケーションの中で動くプログラム」という点ではJavaScriptと同じです。
 秀丸はそのままでも卒倒級の便利さを誇りますが、マクロを使いこなすと、これが即死級になります。死ぬまでついていく気分になれます。プログラムを書かない人には「高機能メモ帳」で終わります。

 マクロはプログラムなので、いろんなことができます。JavaScriptとは違ってファイルの生成もできるし、レジストリにだってアクセスできます。
 仕様書を眺めなら「なにか作れないかな〜」と考えておるのですが、たいていのものはすでに存在するので、わざわざ自分で作る必要がありません。

 でも、ひとつだけ欲しいのがないんです。「カレントフォルダを開く」が。お好きなフォルダを登録して、メニューから選ぶとエクスプローラで開く…っていう便利なのはあるんですが、実行即問答無用速攻起動!ってのがない。

 なので作ってみました。「そのファイルがあるフォルダをエクスプローラで開く」マクロ。
 仕様書を見ながら、えーと、まずアプリケーションの実行は run で、これでエクスプローラを起動させりゃいいんだろ。んでコマンドラインにカレントフォルダを入れりゃいいわけだから、…えーと、カレントフォルダのパスはどうやって取得するんだ。えーと、えと、あ、あった、なんだ、directory だけでいいのか。JavaScriptより楽に取れるんだな。あれれ、Windowsのパスは windir でいいんかい、なるほど。こりゃ便利だ。

 そんな感じでできあがった、俺の初めての自作マクロ。

run windir + "\\Explorer.exe \"" + directory + "\"";

 あぁ、これじゃあ誰も公開しないわけです。納得。
 そういえば初めて書いたJavaScriptも、たった1行だったっけなぁ…。

 なお、このマクロが欲しい人は、上記の1行をメモ帳にコピペして、ファイル名を「カレントフォルダを開く.mac」にでもして、マクロ登録してお使いください。
 「ツリー付きじゃないとヤダ!」って我侭な人は、下の1行の方をお使いください。

run windir + "\\Explorer.exe /e,\"" + directory + "\"";


var path = "sndExc/allTitle.html";
if (self.name != "menu")
 path = "../" + path;
この3行が
var path = ((self.name != "menu") ? "../" : "") + "sndExc/allTitle.html";
1行になるプログラムの不思議。

document.imgNameYK.src = num + ".jpg";
num += 1;
if (num > 7)
 num = 0;
この4行が
document.imgNameYK.src = ((num++) & 7) + ".jpg";
やっぱり1行になってしまうプログラムの不思議。

var menuForm = parent.menu.document.form;
if (nowPos != "0102")
 menuForm.backSlideBtn.value = "<前の月";
else
 menuForm.backSlideBtn.value = "";
if (nowPos != snpCurrent) {
 menuForm.nextSlideBtn.value = "次の月>";
 menuForm.currentBtn.value = "最新号(" + snpCurrent.substring(3,4) + "月)";
} else {
 menuForm.nextSlideBtn.value = "";
 menuForm.currentBtn.value = "";
}
この13行が
with (parent.menu.document.form) {
 backSlideBtn.value = (nowPos != "0102") ? "<前の月" : "";
 nextSlideBtn.value = (nowPos != snpCurrent) ? "次の月>" : "";
 currentBtn.value = (nowPos != snpCurrent) ? "最新号(" + snpCurrent.substring(3,4) + "月)" : "";
}
半分以下になっちゃったプログラムの不思議。(左上のボタン文字列を書きかえる部分)

あぁ不思議な論理演算の世界。
あぁ癖になるわぁ〜

改変前(サイトマップで現在位置を赤くボヤボヤさせる部分)
var cnt = true;
var opa = 100;
var incnt = 0;
var outcnt = 0;
var maxcnt = 15;
function current() {
 if (cnt) {
  opa -= 5;
  incnt++;
  if (incnt == maxcnt) {
   cnt = false;
   outcnt = 0;
  }
 } else if (!cnt) {
  opa += 5;
  outcnt++;
  if (outcnt == maxcnt) {
   cnt = true;
   incnt = 0;
  }
 }
 cel[idNum].style.filter = "alpha(opacity=" + opa + ")";
}

改変後
var rvs = true;
var opa = 100;
function current() {
 opa = rvs ? opa-5 : opa+5;
 cel[idNum].style.filter = "alpha(opacity=" + opa + ")";
 rvs = (opa == 25 || opa == 100) ? !rvs : rvs;
}

 あぁ癖になるわぁ〜。


ネスケ6.2.1が登場したので、早速ダウンロード。
ネスケ6.1bの時は2時間かかったけど、今は無敵のADSLがある雪子ちゃん。
でも、16MBもあると、ADSLでもそれなりにかかるかな。
我が家のADSLは「安かろう悪かろう」にのっとって、すんごく遅いし。
最低記録はナント11KB/秒!ダイヤルアップの3倍!
まぁ、平均は80KB/秒なんだけどね。元が8Mbpsだけに、これでも遅いのよね。
おし、ちょっと計ってみよう。パ奮のネタにもなるし。
ダウンロード開始。ぽちっとな。
トイレへ行って、手を洗いつつ、おっと、ストップウォッチを起動するの忘れてた。
慌てて部屋に戻って、ストップウォッチを起動。
…って、なんでもう完了してんねん!

ただいまネットスケープ6.2.1をインストールしています…
がりがり…
しています…
がりがり…
ただいまSUN JAVAをセットアップしています…
がりがり…
しています…

しています…
しています…
もう1回、トイレへ行って手を洗えたな。

その後、不可思議な気持ちをいだきつつ計測サイトへ。
新記録、172KB/秒。一気に40KBも更新。
単純計算でも1分半ですか…。16MBが…。
最低記録との161KBもの差は、一体どのような仕組みで生じるのだろう。誰か教えてくれ。


 ご覧の通り、パ奮では画面写真を多用してます。つまり、それだけ画面をキャプチャするソフトをよく使うわけです。
 雪子ちゃんには3つばかり入っておりまして、大体はScreenShotを使ってます。起動すれば、PrintScreenを押すたびに連番で次々保存してくれて便利です。しかしタスクバーに居座るので画面全体をキャプチャするには具合が悪く、そんな時はWinCatchをご使用します。

 しかし、ついに見つけた感じがします。「究極のキャプチャソフト」、その名はきゃぷら
 コマンドラインで起動・連番保存・終了。猫ちゃんで適当なキーに割り当てれば、いつでもどこでも即キャプチャ、かつ消費リソースゼロ。わお!

 キャプチャ方法も多彩で、普通は画面全体とアクティブウィンドウだけですが、こいつはクライアントウィンドウ(ツールバーやウィンドウ枠を除いた実質部分)も取れたり、驚いたことに普通はできない「カーソルのキャプチャ」にも対応してます。
 無論コマンドラインも多様で、起動方法、保存方法、各種オプションなど、こと細かく指定可能。これは具合がよろしいですなぁ。

 キャプチャした画像の編集・PNGやJPEG圧縮もできます…が、こればかりはホトソに敵いません、あたり前ですが。サイズをぎりぎりまで減らしたい奴にとって、ホトソの減色は使いやすいからねぇ…。

 ともあれ、どうやらまたひとつ、旅が終わったようです。
 次はレジストリエディタかなぁ…。あ、あとクリップボードツールももう少し強いのが欲しい。(常駐秀丸は最低限ですし)


 プログラムの超基本技のひとつとして、「配列」というものがあります。
 通常、変数(箱)にはひとつしか値(中身)を入れられませんが、これを使うといくつでも入れられるので、とっても幅のあるプログラムが可能になります。

普通の変数
box = 1; //boxに1を入れる

配列
box[0] = 1;    //boxの0番に1を入れる
box[1] = 2;    //boxの1番に2を入れる
box[2] = "あ"; //boxの2番に「あ」を入れる

 これが配列の基本。
 さらに高度な配列として、Perl言語やC言語などでは「多次元配列」や「連想配列」というのもあり、さらに便利な使い方ができます。
 多次元配列とは、配列の中へさらに配列を作っていくもの。
 連想配列とは、[ ] の中の添え字に、数字ではなく文字列を指定するもの。(通常は「数字」か「数字の入った変数」を指定)

 特に有用なのは多次元配列で、PerlやC++の講座サイトを見ながら、「いいなぁ…JavaScriptにもこんなのあったらなぁ…」と思っていました。
 それは、頭の中で「あそこをああして…」と、勝手にスクリプトを組み始めてしまうくらいの「あこがれ」だったのです。

 明日に続きます。


 皆様ご予想の通り、多次元配列・連想配列がJavaScriptでも可能であることが発覚しました。
 発覚は、某Webサイトでなんとなくソースをのぞいてた時。そこで目にとまった、この2行。

score = new Array();
score[0] = new Array();

 ちょっと待てコラ。なんやねんソレ。思いましたとも。
 new Array() は「この変数を配列にするよ」という宣言。つまり「変数scoreを配列にして、その0番をさらに配列にする」というもので、要するに「多次元配列」です。

 まさかと思い、大慌てでgoogle先生に「連想配列 JavaScript」を探してもらいます。やってみりゃわかりますが、うじゃっと出てきます。
 こんなにあるのに、なんで今までひとつも目にしなかったのか。使い方は普通の配列とほとんど同じだから、存在さえ明らかになるだけでいいのに。
 まったく、己の運の悪さに泣けてきます。
 すなわち、JavaScriptでも
pr = new Array();
pr["俺"] = new Array();
pr["俺"]["容姿"] = "かっこいい";
pr["俺"]["頭脳"] = "よろしい";
pr["俺"]["性格"] = "イケてる";
pr["俺"]["特徴"] = "うそつき";
 このような多次元連想配列が使用可能であり、そして
msg = pr["俺"]["性格"];
alert(msg);
 と呼び出すことができます。
 この場合、変数msgには「イケてる」が入って、ダイアログに表示されます。
 
 ハテナ事件といい今回といい、俺ってば一体なにを勉強しているのでしょう。なんでそんな簡単に「JavaScriptにはない」と思いこんでしまうのでしょう。
 JavaScriptはそんなに底の浅いものじゃないってことを、私は改めて認識せねばなりません。

 とりあえず、練習としてこのページの「今回の更新」アンカー生成スクリプトを、二次元配列に書き直してみました。
 …うーん。あまり意味ない。


 色々調べてまわったところ、JavaScriptの多次元配列や連想配列は、どうやら正式なドキュメントにはないようです。つまり仮想的なものであり正式なものではない、と解釈した方が安全かもしれません。

 連想配列は、 [ ] の中が一致している値を参照/設定すると解釈すれば、動くのも当然でしょうけど。

 といいますか、そろそろちゃんとしたムヅカシイリファレンスを購入しよう。長らくお世話になったアンク著JavaScript辞典から学ぶことは、もうないのです。
 (ちなみにこの本は初心者にもわかりやすくて実用的な、かなりオススメの一冊)


 ウィルスの温床と名高いメールソフト、Outlook Express。このメーラーが世から消え去れば、ウィルス感染率は何十分の一、何百分の一にもなると言われます。
 多彩なセキュリティホール、圧倒的なシェア、無知に比例する危機感の無さ。知らぬは罪なのよ。

 俺は、パソコンを買ってからの数ヵ月はEudora4.3を使っていたのですが、どういうわけかある日突然これに乗り換えました。
 普通、パソコンのことを知るに従い、アウトルックから離れていくのがあたり前です。それこそBecky!かAL Mail、秀丸ユーザーなら鶴亀メール、とか。他からアウトルックへ乗り換えるなんて、今まで一度も聞いたことありません。

 えぇ、たしかに俺もそうするべきだと思います。アウトルックは自分どころか友達まで危険な目に遭わせるし、協調のかけらもない自分勝手なヘッダをつけた挙句に一人でバグ起こすし、なによりデフォルトがHTML形式。

 でも僕はアウトルックユーザー。そしておそらく改善の見こみなし。ごめんね、みんな。
 しかし、アウトルックユーザーとして最低限の義務は果たしております。果たしておりますとも。

 義務、それは「アドレス帳にメールアドレスを書かない」。
 今どき、アウトルックのアドレス帳をのぞかないウィルスなんて存在しません。中には、インプローラのキャッシュからアドレスを拾ってバラまくのもありますが、とりあえず友達を無闇に巻き添えにする心配はかなり低くなります。
[ 7KB ]
 ちなみに私の場合、メールを書く時は猫ちゃんにアドレスの代筆をお願いしております。

 多くのアウトルックユーザーの皆様。
 これは義務であり、また礼儀です。
 「アウトルック」とは、そこまで言うほど危険であることを認識して使うべきなのです。
 最近、目立ってアンチMS化が進む僕でした。(M$と書かないだけまだマシ)
 かしこ。


 siteCTS監査委員会は、1月28日、webmasterに対して以下の勧告文を発表した。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
と宣言しているにもかかわらず、仕様からの逸脱が目にあまる。
siteCTS監査委員は、非推奨タグ/属性の是正、誤った文法の早急なる修正を勧告する。
 この勧告に対し、webmasterは以下の回答を提出。
 また、webmasterは編集部のインタビューに対し、「siteCTSの全面的な解体も視野に入れている」と発言した。また、「この勧告は予期していた。そのための準備もすでに始めていた」と付け加えた。
 編集部では、氏のアクセス記録にW3C HTML Validation ServiceHTMLlintが含まれていたことから、あまりの減点の多さに「現在のページレイアウトを維持したままの修正は不可能」と判断した意味合いが強い、と推測している。

 siteCTSは2001年1月9日に開設されて以来、CSSやJavaScriptを積極的に取りこんできたが、ここにきて飽和状態に達し、現状の維持が困難になっている。もっぱらの興味がJavaScript以外に移れば、たちまち破綻することが誰の目にも明らかだ。
 そんなwebmasterの懸念が、「解体」という発言にも現れているのだろう。

 ともあれ、「解体」がもし「再生」を意味するのであれば、間違いなくHTML4.01の仕様に準拠するはずであり、すなわち無数にはびこるJavaScriptは、ほとんどが消え去ることになる。
 「にぎやかで楽しいsiteCTS」がWWW上から消えるのは、そう遠い日ではないのかもしれない。




おわり。




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2002年1月

パチョ奮闘記