IME2002 vs ATOK17

2005.1.25.Tue

 XPを使ってる皆さんはIMEなにを使ってますか。Office2003を入れてない限り、デフォルトのIME2002(IME8.1)が大半であろうと思います。俺もその一人です。
 ところで、IME2000は使ったことありますか。Win2000やWinMe、Office2000に入ってるやつです。

 IME2000はATOKに比べて余分な機能は付いてないものの、必要最低限の機能は揃っていて、なかなか使いやすいIMEでした。
 しかし、IME2002になって大幅に弱体化、とんでもなく使いにくくなりました。わかりやすい部分で言えば「言語バー」なる新機能ですね。そうです。タスクバーに居座って、すぐに表示がバグるアレ。

 変換の妙な癖はIME2000からさらに進化し、変換を押すとなにが出てくるか予測不能になりました。たとえば「たいしょう」と入れて変換したら「対象」と出て確定します。おっと間違えた。「対照」と入れたかったんだ。「対象」を消して、また「たいしょう」と入れて変換すると、今度は「対称」が先に出てきたりします。出てこない時もあります。最後に変換したのを最初に出すのが直感的な挙動だと思うんですが、その辺IME2002の開発チームはなにを考えてこのような動作にしたのでしょうか。
 もしかして「今のは間違えたのかな?じゃあ今度は別の候補を先に出してあげよう」とか余計なお世話をしてるのでしょうか。Microsoftなら本当にやりかねません。IEやwordの過親切挙動を見る限り、本当にそうでも全然不思議じゃありません。

 また、俺は「メモ帳をHTMLエディタにする辞書」と称してHTMLを簡単に変換できるシステム辞書を自作してますが、「td」と入れても素直に「<td>」を出しません。td・TDといったスペル候補の最後でやっと出てきます。IME2000はシステム辞書の方を優先して出してくれたのに。かといって、全部が全部そういう挙動をするわけでもなく、素直に出してくれる単語もあります。本当に意味不明です。
 このおかげで、苦労して作ったシステム辞書の実用度が大幅に下がってしまいました。俺は手書きでHTMLを作成してる以上、これは致命的な問題です。

 なので、XPに無理矢理IME2000をインストールして使っていたのですが、ふとしたことで設定が初期化されるという問題が多発(問題ない時は問題ない)、ついにATOK乗り換えを決意した次第です。

 導入したATOKは17。もうすぐ2005が出ますが、まぁいいんです。待ってられないほどIME2002が嫌いになったんです。
 最初はとまどうことばかりでしたが、すぐに確信しました。
 IME2002なんか屁でもねえ。
 タダでついてくるIME2002とは格が違いました。やはり金を払ってまで他のIMEを入れさせるには、それなりの機能がないといけません。設定の細かいこと細かいこと。(この辺でライトユーザーはげんなりしますが、俺にとっては大事ポイントです)

 なにげに大事なのは、ユーザー設定がファイルに保存されることです。これはOSが突然クラッシュしても、設定が失われないことを意味します。
 MS IMEはレジストリを書き出す必要があって初心者お断りですが、ATOKはファイルに保存されるのでOSを入れ直すのも他のPCと設定を共用するのも簡単です。片っぽのPCの設定を変えたら、もう片っぽのPCに設定ファイルを上書きするだけです。(オンメモリ辞書を有効にしてる時は辞書がロックされるので、ログオフしてネットワーク越しに上書きするか、別のアカウントからやらないといけないけど)
 加えて、複数のOSで同じ設定にするのも簡単にできます。XPではIME2000を使えない、MeではIME2002を使えない、なんていうジレンマもありえません。

 ちなみに、別売りの電子辞書を導入すれば

  • 日本語辞書
    [ 候補を日本語辞書で調べる / 3KB ]
  • 和英辞書
    [ 候補を和英辞書で調べる / 10KB ]
  • 英和辞書(スピーカーマークを押すとしゃべる)
    [ 候補を英和辞書で調べる / 5KB ]
  • 連想変換(類語辞書)
    [ 候補を類語辞書で調べる / 5KB ]

 …なんてのが可能になります。
 この他、iATOKと称してインターネットのデータベースを変換に反映させる機能もあったりします。

 と、まぁ利点はいっぱいありますが、欠点もあります。
 まず、辞書ユーティリティの使いにくさがあります。MS IMEみたいに直感的な一覧表示ができません。読みを検索して、そこから修正なり削除なりをする形式です。

[ 辞書ユーティリティダイアログ / 6KB ]

 でも俺はユーザー辞書をテキストファイルで管理していて、そこからインポートする形で辞書を作成するので、あまり問題はないのですけど。(件数が3000件を超えるとテキスト形式の方が管理しやすい)

 痛いポイントとしては、キーのカスタマイズの弱さが挙げられます。あらかじめ用意されたキーセットにしか割り当てできないし、割り当てられる機能もMS IMEに比べて少ないです。特に「空白」がないのはかなり不満です。(入力モードによる全角空白、半角空白の細かい設定ができない)
 さらに、IMEのオン/オフを個別に設定できません。「押すたびに切り替え」のみです。無変換 でIMEをオフに、変換 でIMEをオンに設定してる俺としては本当に痛いポイントです。
 これができないと「今オンなのかオフなのか」を意識せねばならず、かなり面倒です。だからといってIME2002に戻るなんて二度と御免です。

 というわけでCtrlIMEという常駐を導入しました。文字を入れてない時に ひらがな でオン、変換 でオフになるという、ただそれだけのものです。キーのカスタマイズはできませんが、慣れれば充分に代用が効きます。これに加えて 無変換 にオン/オフ切り替えを設定すれば、だいぶ便利に使えますね。

 この辺については普通の人には充分な内容なんでしょうが、キーバインドをフルチューンしてるヘビーユーザーには物足りません。なにせ俺のキーボードは @ を押すと = が出てきますから。Shift+@ では " が出てきますから。@ を入れるには Alt+@ を押さないといけませんから。

 だけど、それらを差し引いてもATOKの総合性能はIME2002をはるかに凌ぎます。MS IMEを使うことはOSのインストールの時だけになるでしょう。グッバイ。

「設定はファイルに保存される」と書きましたが、設定情報は *.aen *.sty という2つのファイルに記録されます。これをテキストエディタで開いてみると、設定情報がなんか日本語で書いてあるんですが…。ますます好きになりました。ATOK。



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日付 題名 記事の要約
2005.1.8 紗菜☆1144時間 連続稼働記録
2005.1.10 踏めないアクセル なぜかDMA2
2005.1.13 ワンクリック電源 ブラウザから電源操作
2005.1.17 Go RAID 〜セットアップ編〜 RAID0構築記 〜寺突破編〜
2005.1.18 Go RAID 〜パフォーマンス編〜 RAID0構築記 〜ベンチマーク編〜
2005.1.25 IME2002 vs ATOK17 許されざるMS IME
2005.1.29 楽々XPインストール nLite & PE-Builder